Hondaは5月31日、小型の作業機用動力源として、電動パワーユニット「eGX(イージーエックス)」のOEM供給を6月より開始することを発表した。
本製品は、業務用作業機の動力源として汎用エンジン「GX(ジーエックス)」シリーズの信頼性や搭載性を継承し、フランジ取り付け穴とシャフトの寸法はGXシリーズと同一で、優れた互換性を持つ。
主な特長としては、高効率・高出力(最大出力2.0kWクラス)の三相ブラシレスDCモーターを採用しているほか、密閉構造を採用した高剛性モーター、建機用途にも耐えうる耐振動性・耐塵性を実現している。
さらにスイッチ操作のみで始動可能、メンテナンス作業の軽減、急速充電など電動ならではの利便性をもつ。
一体型とセパレート型の2タイプの展開で、サイズ/重量はそれぞれ一体型が長さ294×幅353×高さ420mm/25kgで、セパレート型は長さ351×幅299×高さ251mm(コントロールユニット)/22.9kg。なお重量はバッテリー含んだ重さとなる(スイッチ類は含まない)。
本製品は日本にて供給を開始し、その後、欧州、米国などへ順次供給地域を拡大。また6月に米国にて開催される「World of Concrete Show 2021」では実機展示を予定している。