株式会社天地人
JAXA認定の宇宙ベンチャー 株式会社天地人(東京都港区 代表取締役 櫻庭康人)は、宇宙ビッグデータを活用した情報プラットフォーム「天地人コンパスAPI」の提供を開始しました。既存事業や新規事業に衛星データで分析をした宇宙からの視点を加え、情報を重ね合わせることで、事業開発の意思決定をナビゲートします。
天地人コンパスAPIで可能になること
天地人は、地球観測衛星のデータを活用した独自開発の土地評価エンジン「天地人コンパス」を使用し、ビジネスの目的に合わせた情報を提供しています。
「天地人コンパスAPI」は、天地人コンパスに蓄積された膨大な量のデータを、解析・分析した情報にAPIからアクセスできるサービスです。
衛星データというと、多くの方が衛星から撮影した写真を思い浮かべると思います。衛星から撮影した画像は代表的な衛星データではありますが、天地人コンパスAPIは、降水量などの気象情報や、3Dマップに代表される地形情報、赤外線によって観測される地表面温度なども世界中のあらゆる場所で取得可能です。それらを複合的に分析し、価値ある情報を導きます。
先行して天地人コンパスAPIを活用いただいている企業での取り組みを紹介します。
株式会社 誠和
株式会社 誠和の栽培支援クラウドサービスと連携し、ハウス栽培などでの作物の収穫量増加や環境制御をより高度化。既存のハウス内センサによる地上観測データに加え、日射量や降水量等の衛星データによる各種情報の分析結果を提供したことで、より顧客満足度の高いサービス開発に繋がった。
株式会社 神明 x 株式会社 笑農和
将来的なコメの生産増につながる農業施策として、品種に応じて最適な気象条件の場所や自然災害が少ない場所を見つけるプロジェクトを開始。宇宙ビッグデータを活用していることから「宇宙ビッグデータ米」と名付け、2021年5月に田植えおこない、9月に収穫、年内には『米処 穂』にて販売予定。
業種別にできること
・農業(生産量の少ない高級食材の発掘)
・保険(被害状況の把握や損害分析に活用)
・教育(自然環境問題や防災知識の理解を深める)
・金融(先物投資情報やトレンドの把握)
・森林(森林の管理や分析)
・エネルギー(資源の調査や設置環境の分析)
・小売(商品需要の予測)
天地人コンパスAPIは、様々な業種でご使用いただけます。
例えばコンビニのような小売業の場合、店舗付近の気象情報や温度変化を把握することで、仕入れる商品を変える、といったことも可能となります。過去との比較もできるので、急激な温度変化のあとはあの商品が売れやすい、など店舗動向との照らし合わせも可能です。
天地人コンパスは一般的な何十キロ圏内ではなく、一キロという商圏にあった範囲を指定できるのでより精度の高い分析ができます。
また、都市開発などで気候変動に対応するために衛星データの分析を活用する、特定の地域でCO2がどのくらい排出されているかを測定し削減するための分析に活用する、といった使い方も想定しています。
利用方法
天地人コンパスAPIは、現在、特設サイトのフォームに必要事項を入力いただき、どのようなデータの取得が望ましいかなどをディスカッションさせていただく形での利用となります。また、ご利用料金は、データ取得内容によって変動いたします。
天地人コンパスAPIは、宇宙というこれまでとは異なる視点で事業をサポートします。宇宙ビッグデータと何を掛け合わせるかに決まりはありません。天地人コンパスAPIを活用していただくことで高付加価値化・最適化に繋げ、ゆたかな未来を実現します。
天地人コンパスAPI URL:https://tenchijin.co.jp/compass-api
■特許技術の土地評価エンジン『天地人コンパス』
宇宙では絶えず膨大な地球のデータ集めていますが、そのビッグデータの中をナビゲートしたいという思いを込めて、『天地人コンパス』と名付けました。今後、ビジネスにおいて最適な土地は、宇宙から見つけることを提案していきます。
天地人コンパス紹介動画:https://youtu.be/uA44Hnl042c
■株式会社 天地人 会社概要
会社名:株式会社 天地人
所在地:東京都港区芝公園1-1-1 住友不動産
代表者:代表取締役 櫻庭康人
事業内容:衛星データを使った土地評価コンサル
サイトURL:https://tenchijin.co.jp/