未来に向けたプラグイン
文脈解析でブログの機能強化ができる「FUTURA」
トリニティは4月27日にオンラインでの発表会を開催。ブログの投稿内容を解析して、関連性の高い記事を自動でタグ付けするWordPress用のプラグイン「FUTURA(フーツラ)」を発表した。
WordPressはオープンソーソスのブログソフトウェアで、個人や法人問わずウェブサイトやブログのシステムとして運用しているユーザーは多い。WordPressでは、サードパーティーのプラグインを活用することで機能強化ができるようになっており、今回発表された「FUTURA」もそのひとつ。
WordPressにFUTURAをインストールすると、投稿されている記事を解析。単にテキストデータを抽出してマッチングしているのではなく、記事の文脈を解析し「関連記事提案」「タグ提案」「サイト内検索」の3つの機能が利用できる。
たとえば「関連記事提案」では、閲覧中の記事にポップアップで関連記事を表示したり、ウィジェットやショートコードを使って、あらかじめ記事内に関連記事一覧のレイアウトも可能。サイトに関連記事を表示する場合は、テーマに合わせてデザインのカスタマイズにも対応している。
発表会で説明を担当したトリニティ マーケティング部 宮嵜玲奈氏は、自社ブログを例としてあげ「当社ブログへの流入はサイトトップからではなく、検索エンジンやTwitterなどのSNS投稿から。キーワードを元にサイトに訪れるケースが多く、当社製品をもっと知ってもらうためには、そのページを読んで終わりではなく、その先へのコンテンツ誘導が大事」と、関連記事表示の必要性について解説している。
またサイトに関連記事を表示する場合は、テーマに合わせてデザインのカスタマイズにも対応している。
ほかにもこういった関連性のある記事を自動でピックアップするプラグインはあるが、AIを使って文脈を解析して、共通のキーワードがなくても関連記事としてマッチングさせられるのが、FUTURAのポイントとのこと。また文脈解析はテキストだけでなく、投稿された写真も対象となっている。
そのほか「タグ提案」では、自動で記事に付けるタグをピックアップして表示。自らタグを設定する必要がないので、ブログ更新の作業効率がアップする。
「サイト内検索」では同じく文脈解析を使った検索が可能なため、指定したキーワードがなくてもマッチした記事が検索できるほか、指定したキーワードを使っていたとしても、関連性がない記事は検索結果に表示されないので、過去の記事をより効率良く探しやすくなる。
現在はベータテスターの受付中で、期間は5月31日までを予定している。6月1日以降は正式にサービススタートとなり、料金は初期費用が1980円、月額料金は1980円となっている。