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北海道衛星株式会社、学術・研究用途向け廉価版ハイパースペクトルカメラ『Cosmos Eye series HSC 1701-Lite』をリリース

Milk.株式会社
2021年04月30日

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Milk.株式会社
ハイパースペクトルカメラを学術用途に再構成して新規開発

北海道衛星株式会社(本社:北海道広尾郡、代表取締役:佐鳥新 、URL:https://hokkaido-sat.co.jp、Mail:info@hokkaido-sat.co.jp、以下 北海道衛星)は、日本において、諸外国に比べてハイパースペクトルカメラが学術用途に活用されていない原因の一つである「コストの高さ」を解消するため、廉価版『Cosmos Eye series HSC 1701-Lite』を開発、2021年5月1日から販売を開始いたします。部品の一つ一つをコストと実用の観点から検証し、学術用途で使用する場合には問題のない範囲で再構成することで、従来よりも大幅に価格を抑えることに成功。学術用途以外でも、使用する波長域次第では導入が可能。


Cosmos Eye series HSC 1701-Lite 外観

■開発の背景
従来のハイパースペクトルカメラは1台500万円以上と高価なため研究では扱いづらく、少ない年間の科研費の枠では購入できないものが多くなっています。

そのため北海道衛星では短期間のレンタルやリースなどの利用を積極的に進めていますが、用途によっては長期間の撮影が必要になる場合もあり、予算のために利用を諦めるケースもありました。

北海道衛星代表の佐鳥は大学での教授歴が長く、そうした研究者の事情を考慮して、ハイパースペクトル領域の研究の振興のために、今回の廉価版の開発に踏み切りました。

■北海道衛星株式会社とは
北海道衛星は、2005年に北海道から人工衛星を打ち上げる『北海道衛星構想』をもとに設立。人工衛星搭載用の高性能光学センサとして、ハイパースペクトルカメラを開発いたしました。2006年9月に人工衛星『HIT-SAT』を打ち上げ、その後も業界のパイオニアとしてハイパースペクトルカメラの製造・販売の会社としてこれまで様々な企業と連携してきました。

■製品の特徴
波長分解能をそのままに、波長域を主要な研究で使用する可視広域450nm~900nmに絞ることで価格を抑えることに成功いたしました。

主な使用用途は、
○成分分析
○異物検知
○植生の調査
○傷や汚れの可視化 など

詳しい仕様は、以下の表にまとめています。




製品ページはこちらから(価格帯記載)
https://hokkaido-sat.co.jp/service/hyperspectral-product/


■販売について
『Cosmos Eye Series HSC1701-Lite』の販売に関して、Milk.株式会社(本社:東京都港区六本木、代表取締役:中矢大貴 )がマーケティング支援・代理店契約を結んでいます。

■本件に関するお問い合わせ先
北海道衛星株式会社
電子メール:info@hokkaido-sat.co.jp
URL: https://hokkaido-sat.co.jp

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