PiP/PbP機能やHDR対応、FreeSyncなど、メリットが豊富!
これ1台で作業効率&快適度アップ! 5万円台の34型ウルトラワイドディスプレイ「ProLite XUB3493WQSU」に注目
インターフェースやスタンドなど、基本部分をチェック
ディスプレイ購入時にまずチェックする項目といえば、解像度と画面サイズだが、その次に重要となるのがインターフェース。ProLite XUB3493WQSUはHDMI×2、DisplayPort×1の3つの映像入力が可能だ。
インターフェースを見て気がつくのが、USB3.0に対応したハブを内蔵していること。底面の手が届かない場所にあるため、頻繁に抜き差しするUSBメモリーを接続するのには向いていないが、2つのUSBデバイスを接続できるため、マウスやキーボードを使うのに向いている。とくにデスクトップPCは足元に置くことも多いだけに、すぐ近くのディスプレイでキーボードなどが接続できれば便利だろう。
ヘッドフォン出力を備えてはいるが、実はステレオスピーカーも搭載している。スピーカーは裏面といった音が聞こえにくくなる場所ではなく、パネル上面、音が抜けやすい場所に配置されている。
音楽鑑賞に向くような音質ではないものの、動画視聴やリモート会議といった用途では十分活躍してくれる。普段はこのスピーカーから音を出し、音質にこだわりたいときはPC本体にヘッドフォンを接続して楽しむ、というのがいいだろう。ディスプレイ操作用のリモコンは付属せず、操作は基本、本体背面にあるボタンで行なう。
背面のボタンには何も書かれていないが、ちょうどその表側にあたる部分にボタンのアイコンが描かれているため、裏をのぞき込まず表から指の感触で操作できる設定項目は「MENU」で表示され、「ピクチャー」「カラー設定」「PiP/PbP」「入力選択」「オーディオ」「言語」「OSD設定」「設定メニュー」など多岐に渡る。
操作しやすいと感じたのは、しっかりとクリックできる物理ボタンとなっていたことだ。少し前だとタッチセンサー式のボタンを採用している製品が多かったのだが、タッチに失敗して押せていないことも多く、イライラする原因にもなっていた。その点物理ボタンは押せばカチッと押した感触があるため、こういったミスが起こらない。
廉価なディスプレイと違い、スタンドもシッカリしているのが特長だ。前後のチルト、左右のスウィーベルが可能なほか、上下の昇降機能も装備。とくに昇降機能は調整範囲が広いうえ、滑らかに動いてくれるので、好みの高さに合わせるのが簡単だ。
なお、スタンドとしては画面の回転も可能なのだが、横幅約82㎝のディスプレイを縦画面で使うほどの高さはないため、90度回転するピボット表示には非対応となっている。
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