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さとうなおきの「週刊アジュール」 第155回

Azure Arc対応KubernetesでのMLトレーニングがプレビューに

「Ignite 2021」で発表されたAzureアップデート《AI/IoT編》

2021年05月06日 08時00分更新

文● 佐藤直生 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

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Azure Percept:発表、プレビュー

 「Azure Percept」が発表され、パブリックプレビューになりました。

 Azure Perceptは、エッジでのAzure AIの利用を容易にする、ハードウェアとサービスのプラットフォームです。

 Azure Perceptは、Azure Cognitive Services、Azure Machine Learning、Azure IoT Hubと統合されており、物体検出、エッジでの棚分析、異常検出、車両分析などを可能にします。

 Azure Perceptには、次のものが含まれています。

  • Azure Percept DK:リアルタイムAIを可能にするインテリジェントな低電力カメラ対応SOM「Azure Percept Vision」を含む開発キット
  • Azure Percept Audio: マイク対応デバイスで音声処理を可能にする音声対応SOM
  • Azure Percept Studio:事前構築済みのAzure AIモデルライブラリなどの、開発者向けツール

 詳細は、次のページをご覧ください。

Azure Percept

Azure IoT Hub:Device Update

 Azure IoT Hubは、多数のIoTデバイスとの間で、セキュアで信頼性のある双方向通信を実現するサービスです。

 Azure IoT Hubで、「Device Update for IoT Hub」がパブリックプレビューになりました。

 Device Update for IoT Hubは、Over-the-Air(OTA)でIoTデバイスのに更新をデプロイするサービスです。

 Device Update for IoT Hubは、現時点では、東南アジアリージョンなどで利用可能ですが、東日本、西日本リージョンでは利用できません。

Device Update for IoT Hub

Azure Sphere:NXP i.MX 8ULP-CS

 Azure Sphereは、インターネット接続デバイス向けの組み込みの通信、セキュリティ機能を備えた、セキュアなアプリケーションプラットフォームです。Azure Sphereの認定を受けたパートナー企業のMCU(マイクロコントローラー)、LinuxベースのIoT専用セキュアOS「Azure Sphere OS」、Azureのセキュリティサービス「Azure Sphere Security Service」の3つで構成されています。

 NXP Semiconductors社が、Azure Sphereで構築された新しいマイクロプロセッサ「i.MX 8ULP-CS」の開発を発表しました。このチップは、2021年内にプレビューになり、、2022年に正式発売される予定です。

i.MX 8ULP-CS

Azure Remote Rendering:GA

 Azure Remote Renderingは、クラウド上で高品質な3Dコンテンツをレンダリングし、エッジデバイスにストリーミングするサービスです。

 プレビューだったAzure Remote Renderingが、GA(一般提供)になりました。Azure Remote Renderingは、東日本リージョンで利用可能です。

Azure Remote Rendering

Azure Object Anchors:パブリックプレビュー

 Azure Object Anchorsは、複合現実(MR)開発者が、3Dコンテンツを現実の物体に自動的に配置するアプリケーションを構築するためのサービスです。

 プライベートプレビューだったAzure Object Anchorsが、パブリックプレビューになりました。

Azure Object Anchors

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