前へ 1 2 次へ

サラウンドとTHXでライバルに差をつけるのだ

高音質のドライバーを搭載した超軽量ヘッドセット「Razer Kraken V3 X」レビュー

文●写真 ジャイアン鈴木 編集● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

超軽量の285gで頭囲64cmという筆者でも装着感良好

 筆者の頭は頭囲64cm。しかも横幅が広い典型的なアジア人の頭の形状なので、いつもヘルメットや帽子を購入する際には困っているし、ヘッドフォンによっては長さが足りずに装着できないこともある。しかし「Razer Kraken V3 X」はまったく問題なし。むしろ片側8mm、合計16mmぐらいの余裕があった。

 また、285gの超軽量設計に加え、合成革と通気性のいい布が組み合わされたハイブリッドなイヤーパッドを採用し、その中にはメモリーフォームイヤークッションが収められている。ヘッドバンドの頭頂部への当たりも柔らかい。ヘッドセットの挟む力も適切だ。

 もちろん、頭が小さな方の装着感は筆者にはわからない。しかし、少なくとも筆者と同じ大頭の方でも長時間快適にゲームプレイできるヘッドセットであることは間違いないと思う(とはいえ個人差があるので、心配な方はショップで装着感を試してみよう)。

ゲーミングヘッドセットとしては比較的シンプルなデザイン

実測重量はUSBケーブル込みで284.5g。実際に持ってみると数値より軽く感じられる

操作部としてボリュームコントロールホイールとマイクミュートボタンをL側に装備

ケーブル長は2m。床置きのデスクトップPCに接続する場合でも十分な長さだ

ケーブル先端はUSB Type-A端子を採用。端子の樹脂部分がRazerのイメージカラーなのは芸が細かい

ハイブリット素材とメモリーフォームイヤークッションを採用。頭側面に当たる部分は通気性に優れた布製だ

ヘッドバンドは柔らかなクッション素材。ボディー全体を頭頂部でふんわりと支えてくれる

アームは片側約35mm、両方合わせて70mm伸びる。ヘッドフォンの調整機構としては十分な長さだ

筆者の頭は頭囲64cmとかなり大きく、帽子やヘルメットを購入する際にいつも苦労しているが、「Razer Kraken V3 X」はまったく問題なく装着できた。むしろ少し余裕があるぐらいだ

ゲーム実プレイで高音質とサラウンドの威力を実感
THXで強さ倍増なのだ

 さて実際にゲームをプレイしてみた感想だが、7.1chバーチャルサラウンドの効きはかなり良い。「PLAYER UNKNOWN'S BATTLE GROUNDS」と「PUBG LITE」を主にプレイしたが、結構遠くからでも敵の足音、射撃音の方向を察知できた。確実に勝率は上がると思う。

 なお「PLAYER UNKNOWN'S BATTLE GROUNDS」では「THX競技モード」を利用できる、上空で輸送機が飛んでいる騒音の中でも敵の音が混ざらずに、はっきり分離して聞こえてきた。臨場感や迫力という点ではデフォルトの「THX環境モード」のほうが上だが、生き残るためには「THX競技モード」を選ばない理由はないと断言できる。

「PUBG LITE」では2回目でドン勝できた。まあほとんどBOTだったが……。「PLAYER UNKNOWN'S BATTLE GROUNDS」でもドン勝できるように精進するぞ!

「Razer Kraken V3 X」は実戦で効果を発揮するお買い得モデルだっ!

 「Razer TriForce 40mmドライバー」を搭載することで、音質という点では大幅にグレードアップされており、7.1chバーチャルサラウンドの効きも遜色ない。実戦で大活躍できる、軽量・ハイクオリティなゲーミングヘッドセットをゲットしたい方に、「Razer Kraken V3 X」はもってこいの一台なのである。

前へ 1 2 次へ

過去記事アーカイブ

2024年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
09月
10月
11月
12月
2023年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2022年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2021年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2020年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
10月
11月
12月
2019年
01月
03月
04月
07月
08月
10月
11月
12月
2018年
06月
07月
11月
12月
2017年
01月
07月
10月
12月
2016年
01月
11月
2013年
03月