サラウンドとTHXでライバルに差をつけるのだ
高音質のドライバーを搭載した超軽量ヘッドセット「Razer Kraken V3 X」レビュー
超軽量の285gで頭囲64cmという筆者でも装着感良好
筆者の頭は頭囲64cm。しかも横幅が広い典型的なアジア人の頭の形状なので、いつもヘルメットや帽子を購入する際には困っているし、ヘッドフォンによっては長さが足りずに装着できないこともある。しかし「Razer Kraken V3 X」はまったく問題なし。むしろ片側8mm、合計16mmぐらいの余裕があった。
また、285gの超軽量設計に加え、合成革と通気性のいい布が組み合わされたハイブリッドなイヤーパッドを採用し、その中にはメモリーフォームイヤークッションが収められている。ヘッドバンドの頭頂部への当たりも柔らかい。ヘッドセットの挟む力も適切だ。
もちろん、頭が小さな方の装着感は筆者にはわからない。しかし、少なくとも筆者と同じ大頭の方でも長時間快適にゲームプレイできるヘッドセットであることは間違いないと思う(とはいえ個人差があるので、心配な方はショップで装着感を試してみよう)。
ゲーム実プレイで高音質とサラウンドの威力を実感
THXで強さ倍増なのだ
さて実際にゲームをプレイしてみた感想だが、7.1chバーチャルサラウンドの効きはかなり良い。「PLAYER UNKNOWN'S BATTLE GROUNDS」と「PUBG LITE」を主にプレイしたが、結構遠くからでも敵の足音、射撃音の方向を察知できた。確実に勝率は上がると思う。
なお「PLAYER UNKNOWN'S BATTLE GROUNDS」では「THX競技モード」を利用できる、上空で輸送機が飛んでいる騒音の中でも敵の音が混ざらずに、はっきり分離して聞こえてきた。臨場感や迫力という点ではデフォルトの「THX環境モード」のほうが上だが、生き残るためには「THX競技モード」を選ばない理由はないと断言できる。
「Razer Kraken V3 X」は実戦で効果を発揮するお買い得モデルだっ!
「Razer TriForce 40mmドライバー」を搭載することで、音質という点では大幅にグレードアップされており、7.1chバーチャルサラウンドの効きも遜色ない。実戦で大活躍できる、軽量・ハイクオリティなゲーミングヘッドセットをゲットしたい方に、「Razer Kraken V3 X」はもってこいの一台なのである。
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