ソニーは4月16日、ホームシアター向けプロジェクターの新製品「VPL-VW875」(予想実売330万円)と「VPL-VW275」(予想実売60万5000円)を発表した。価格はオープンプライスで、発売は5月8日を予定している。
VW875はVW855、VW275はVW255それぞれの後継機種。ダイナミックHDRエンハンサーを新たに搭載したのが変更点。明部をLSIで理想的なPQカーブに合わせた調整とする。暗部に関してはLSI処理に加え、光源と絞りの調光処理をして沈める。なお、VW275は、機械的な絞り=アイリス調整機能を持たないので、画質改善は明部中心となる。
機能面では、同じ画質モードでもSDR/HDRについては別個の設定値を適用できるようになっている。これは昨年発表のVW775、VW575でも搭載されていた特徴だ。また、HDRオート時に「自動」を設定し、HDRコンテンツが入力された際にHDR 10モード/ハイブリッドログガンマの適用だけでなく、HDRリファレンスモードへの自動切り替えも設定で選べるようになった。