ASUS JAPANは4月14日、データセンター向けサーバー製品の新シリーズ「AMD EPYC 7003シリーズサーバー」を発表した。
データセンターやHPC、AI用途に向けた4U/2U/1Uデュアルソケットサーバーおよびシングルソケットサーバー。AMD EPYC 7003プロセッサーを活用した新しいASUS RS720A-E11サーバーではデュアルAMD EPYC 7763プロセッサーの性能評価でNo.1を達成。整数レート、浮動小数点レート、整数速度、コンピューティング集約型アプリケーションの浮動小数点数など「SPEC CPU2017」の全ベンチマークでトップランクを獲得している。
構成を容易にスケールアップできる新しいアーキテクチャーとシャーシ、モジュラー設計を採用するほか、最新のPCI Express(PCIe) 4.0、OCP 3.0、BMCテクノロジーをサポート。ファームウェアレジリエンスのプラットフォームRoot-of-TrustソリューションとしてPFR FPGAを統合、定期的にファームウェアの脅威を検知することで サイバー攻撃から防御・復旧する機能も備える。
今後展開されるASUSのESCシリーズの4UシャーシのGPUサーバーよりさらに強化でき、システムあたりで最大8枚のNVIDIA GPUまたはXilinx FPGAアクセラレーターカードをサポートすることでAIやディープラーニング、HPCワークロード向けに最適化できるという。
なお、ASUSでは前世代のEPYC 7002プロセッサーをベースとした「ESC4000A-E10」「RS620SA-E10-RS12」「RS500A-E10シリーズ」のサーバーを有効にするBIOSアップデートも公開しており、前世代のサーバーでも最新世代サーバーの全機能を活用できるという。
ASUSでは、AMD EPYC 7003シリーズベースのASUSサーバー製品を紹介するウェビナーを4月21日に開催する。時間は14時~15時。