HUAWEI Mate 30 Pro 5G ロングランレポート 第15回
HUAWEI Mate 30 Pro 5Gで7680fpsのスーパースローモーションを撮った!
2021年04月21日 10時00分更新
HUAWEI Mate 30 Pro 5Gのカメラは、スローモーションを撮ることができます。と聞いても、もはや誰も驚かないですよね? それくらい、スマホカメラのスローモーション撮影機能は当たり前になりました。
ですが、HUAWEI Mate 30 Pro 5Gのスローモーションは、一般的なスマホとはスペックが違います。なんと最大7680fps、再生速度(30fps)の256倍のフレームレートで撮影できるんです。
まずは、7680fpsで人工の滝を撮った写真をご覧ください。
ゆっくり落下する水がまるでジェルのように見える動画が撮れました。960fps(32倍)以上のスーパースロー撮影は、録画ボタンを押した後、カメラが動く被写体を認識すると自動で撮影されるようにも設定できます。というか、初期設定はそうなっています。この動画では滝のスロー映像が30秒ほど続きますが、実際にはほんの一瞬です。
スローモーションは、撮影モードの「その他」から「スロー」を選択すると起動できます。フレームレートは4倍(120fps)、8倍(240fps)、32倍(960fps)、64倍(1920fps)、256倍(7680fps)の5段階から選択できます。ただし、8~32倍はフルHD(1080p)の解像度で撮影できますが、64倍と256倍はHD(720p)でしか撮影できません。また、いずれのフレームレートでも広角~2倍ズームで撮影できますが、64倍と256倍は広角で撮れる範囲が若干狭くなります。
256倍(7680fps)でいろいろなシーンを撮影してみましたが、タイミングが合わなかったり、動きがゆっくり過ぎて静止画に見えたりと、失敗すること多数。日常生活において、スーパースローを生かせる状況は少ないように感じました。
これは、コーヒーにゆっくりミルクを注いだ瞬間を256倍で撮影した映像。大成功とは言えませんが、コーヒーにミルククラウンが浮かぶ様を捉えることができました。ただし、室内で撮ったので、画質はやや粗くなってしまいました。スローモーション撮影は、なるべく明るく場所でやるべきだと実感しました。
筆者は最近、犬を飼い始めました。スローで撮りたい場面は結構あるのですが、行動を予測できないので、かわいい瞬間をスーパースローで収めるのは至難。愛犬を撮るには、64倍や256倍は不向きで、32倍までが撮りやすいというのが筆者の結論です。
これは室内で32倍(960fps)で撮った映像。フルHDなので、それなりの画質で撮れます。
これも32倍(960fps)で撮った映像。速度としてはいい感じですが、夕暮れ時の室内だったので、やや暗く、画質も粗くなりました。
スローモーションは被写体の動きに合わせて、その動きをわかりやすく表現できる速度で撮ることが大事。さらに、通常のビデオ撮影よりも明るさに配慮する必要があります。筆者がスローモーション撮影を試して得た教訓です。
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