東急不動産は4月1日、在宅ワークに対応した家族サービス「ソトンチ調布」を開始した。
同社では2019年4月にサービスをリリース。当初は残業して帰宅する多忙な子育て世代の困りごとを解消するという保育を主眼にサービス設計を行なっていたが、新型コロナウイルスの感染拡大を機に在宅勤務が増えたという状況を受け、保育に加えて家族の食事の充実など、より幅広いニーズへ提供するサービスとしたという。
ソトンチ調布では、共用施設(シェアキッチン・キッズスペース)を利用し、保育園や幼稚園、小学校が終わった後(平日15時~21 時予定)に保育士が共用施設にて子供を預かる。マンション内で預かるため残業で遅くなっても迎えに行く必要がないという安心感があり、一時的に預けて買い物や家事を行なえる。
また、シェアキッチンを利用して、平日(18時~21時)の夕食を予約制で提供。当日の予約がない場合での食事提供やテイクアウトについても今後導入を予定。さらにシェアキッチンでは平日(18時~21時)のフリードリンクサービス(挽きたてのコーヒーやセレクトティー)も提供する。サービスは有料・予約制。また定員を超えた場合は利用できない場合もある。
サービスは、子育てなどの問題に取り組む特定非営利活動法人「sopa.jp」、民間学童保育を運営する「ラボアンドタウン」、飲食業の「アホウドリ」と提携して提供。分譲マンション「ブランズシティ調布」(調布市調布ケ丘1丁目18番地93、305戸)にて開始した。