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CPUはSnapdragon 730Gを採用

ビジネスやイラスト制作などの用途で大活躍! 有機EL&11.5型タブレット<LAVIE T1195/BAS>でプレミアムなひと時を

2021年03月31日 13時00分更新

文● 貝塚/ASCII 編集●市川/ASCII

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NECパーソナルコンピュータが販売している11.5型タブレット<LAVIE T1195/BAS>

 <LAVIE T11>は、NECパーソナルコンピュータが販売しているタブレットシリーズだ。プレミアムとうたうだけあって、性能とデザインの両面にこだわっており、ひと目見るだけで高級機とわかる存在感を持っている。

 バリエーション展開も面白く、OSはAndroid 10で共通しているものの、Snapdragon 730G、6GBメモリーを搭載する11.5型タブレット<LAVIE T1195/BAS>と、Snapdragon 662、4GBメモリーを搭載する11型タブレット<LAVIE T1175/BAS>が、いずれも<LAVIE T11>シリーズにラインアップ。また、前者は有機ELパネルを、後者はIPSパネルを搭載している点も特色だ。

試用機の主なスペック
機種名 LAVIE T1195/BAS
CPU Qualcomm Snapdragon 730G(2.2GHz)、8コア
メモリー 6GB
ストレージ 128GB(UFS)
ディスプレー 11.5型ワイド(2560×1600ドット)、有機EL
通信規格 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.0
カメラ(フロント) 有効画素数約800万画素、カラーCMOSカメラ、固定フォーカス+有効画素数約800万画素、IR CMOSカメラ、固定フォーカス
カメラ(リア) 有効画素数約1300万画素、カラーCMOSカメラ、オートフォーカス+有効画素数約500万画素、カラーCMOSカメラ、固定フォーカス
インターフェース USB Type-C 3.1(Gen1)、microSDカードスロット
サイズ/重量 およそ幅264.3×奥行171.4×高さ5.8mm/約485g
プラットフォーム Android 10

ハイエンドなオーディオビジュアル性能

有機ELディスプレーは自然な色味ながら、ほどよくビビッドさも感じられる調色で、映画や動画の鑑賞が楽しい

 <LAVIE T1195/BAS>の特徴のひとつが、優れたオーディオビジュアル性能だ。音響面では、スピーカーを4基搭載し、Dolby Atmosに対応する。「どのような置き方や持ち方をしても音が聞こえる」のが特徴で、デスクにおいて覗き込んでも、寝転んで頭上に掲げても、いつでも優れた音質が楽しめる。

 ディスプレーは2560×1600ドットの有機ELパネルを搭載。サイズは11.5型なので、画素密度換算では263ppiとなり、かなり精細な印象だ。色味は基本的にナチュラルだが、映像によっては、ほどよくビビッドで発色のよい印象もあり、映像コンテンツの鑑賞などは非常に楽しい。また、ハイダイナミックレンジ規格は「HDR 10」に対応している。

<LAVIE T1195/BA>はスピーカーを4基搭載している。また、指紋認証に対応した電源ボタンを備える

 スピーカー、ディスプレーともに、動画配信サービスのアプリをインストールして、どんどん映像コンテンツを楽しみたくなる仕様だ。

アルミニウム筐体の上質なデザイン

エッジ部分のダイヤモンドカットが美しい

 人によっては、何よりもの魅力となりそうなのが、<LAVIE T1195/BAS>の優れたデザイン性だ。筐体はアルミニウム製で、さまざまな角度から観察して、歪みがない。エッジの切り立った鋭い感じや、ダイヤモンドカットのきらめきなども合わせて、細かな部分に気を配ってデザインされたことが伝わってくる。触ったときに、物としての上質感が感じられるのだ。また、微妙にカメラ側のカラーを切り替えていることも、ほどよいアクセントになっている。

直線的で、エッジの鋭さがソリッド感を演出している

 アンテナの感度を確保するためか、背面の一部には樹脂製のパーツも使われているが、アルミニウムと一体化したモールド設計になっている。段差はなく、手触りは滑らかだ。狭いベゼルもトレンドを押さえていて、11.5型というディスプレーサイズの割には、大きさを感じない(実寸はおよそ幅264.3×奥行171.4×高さ5.8mm/約485g)。長年、愛着を持って使えそうなAndroidタブレットに仕上がっているので、持ち物にこだわる人にこそ、ぜひ触ってほしい製品だ。

さまざまな用途に合わせられる柔軟性

オプションのデジタルペン(PC-AC-AD022C)は4096段階の筆圧感知に対応

 ここまでの特徴をまとめれば、<LAVIE T1195/BA>を映像コンテンツの鑑賞やゲーム用の端末として使いたくなるところだが、さらに大きな<LAVIE T1195/BA>の魅力は、オプションとの組み合わせで、さまざまな使い方に対応できる点にある。

 オプションのデジタルペン(PC-AC-AD022C)は、4096段階の筆圧感知に対応している。ペンタブレット相当のイラスト制作などが、モバイル環境で実現できてしまうのだ(漫画家によるイラスト制作の様子も、合わせて参考にしてほしい)。

スタンドカバー付きキーボード(PC-AC-AD020C)はファブリック調のデザイン

 また、スタンドカバー付きキーボード(PC-AC-AD020C)をドッキングすれば、ノートパソコンライクな使い方もできる。

 2020年にマイクロソフトがリリースしたタブレットやスマートフォン向けOfficeアプリ「Microsoft Office」は、Word、Excel、PowerPointがひとつのアプリにまとまり、かつモバイル向けに最適化されている。当然、本機がプリインストールするAndroid 10でも利用可能だ。こうしたアプリとスタンドカバー付きキーボードを組み合わせれば、<LAVIE T1195/BA>でノートパソコンに近い生産性が実現できそうだ。

※ドキュメントの作成や編集を行うには、Microsoft 365 サブスクリプション(有料)の契約が必要となります。

ノートパソコンライクな使い方も可能だ

いま買いたいAndroidタブレットの傑作!

 Androidタブレットというジャンルは、それほど名の知られていないメーカーのものも含めると、まさに数えきれないほどリリースされていて、その品質や性能は"(表現は悪いが)玉石混交"ともいえる。その中で、気に入った製品を見つけるのは、なかなか簡単にはいかないことも多いだろう。

 一方、<LAVIE T11>シリーズは、国産メーカーがこだわりを持って作ったことが感じられ、エンターテインメントやビジネスに、積極的に使いたくなる魅力を持っている。ほかのAndroidタブレットと比較すれば価格帯的には高めだが、高品質なAndroidタブレットを現行製品から選ぼうと思うなら、見逃せない製品だ。

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