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iPadなら在宅でも共同作業でホワイトボードに書き込み! おすすめアプリ4選

2021年03月11日 12時00分更新

文● 井上 晃 編集●飯島恵里子/ASCII

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画面右上の「招待」から、共有用リンクを確認できる

高いけど何でもできる「Explain Everything Whiteboard」

 さて、ビジネスシーンなどでこうしたアプリを利用するうえで、手書きのコミュニケーションだけでは不十分だ。例えば、通話は欠かせない。上記で紹介したような共同編集アプリを使う場合には、別途通話を行わなければならない。議事録の作成用に録音録音も必要となれば、複数端末でアプリを起動するのは厄介だ。しかし、実はこうした機能を一つにまとめたアプリがある。「Explain Everything Whiteboard」だ。

 同アプリには、ホワイトボードとしての共同編集機能だけでなく、マイクを用いた通話や録音、画面収録などの機能も搭載されている。通話をしながら書き込めるという意味で、このアプリさえ起動すれば良いという手軽さは、ほかにはないセールスポイントだろう。iPadだけでなく、Macなどからでもブラウザで閲覧・参加できるなど、使用デバイスを問わないこともメリットだ。

動画ファイルの挿入が可能なほか、録音機能なども備わっているのが特徴だ

スクショではなく、ファイル内にブラウザ自体を貼り付けられるのはユニークだ

 また、プロジェクト内に挿入できるデータの種類も多い。例えば、説明動画を貼り付けたり、ブラウザ画面自体を貼り付けることもできる。あらかじめ資料を用意しておき、それを見せながらプレゼンテーションや講義をするようなシーンにも使える。共同編集をせずに、招待されたゲストユーザーは画面を閲覧できるだけというモードも選択でき、ツールとしてポインターも用意されている。iPad画面でプレゼンをしたい人にとっても、魅力的な選択肢だと思う。

 ただし、フル機能を活用するためには、有料のサブスクリプション契約が必要となる。インストールは無料。サブスクリプションをスキップすれば、制限ありの無料プランでの利用も可能だが、作成できるスライドの数が3枚までに限られる点は理解しておきたい。ちなみに有料プランは、月額780円か年額7800円となる。決して安くはないものの、頻繁に共同編集機能を活用する人ならば、十分に元は取れると思う。

 ビデオ会議ツールのホワイトボードにどうも満足していないという人は、ぜひ今回紹介したようなアプリを活用してみてはいかがだろうか。使い方によって適するアプリは分かれるとは思うが、4つのアプリから自身のスタイルにあったものが見つかれば幸いだ。

 

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