iPadを持っていない人がいるなら「Keynote」も有力
iPadOSに標準でインストールされているiWorkのツール群も、共同編集に対応している。なかでも、「Keynote」ではプレゼンテーションのスライド内にApple Pencilで書き込めるということもあり、手描きのコミュニケーションをしやすい。
Keynoteを使うメリットは、無料で利用でき、追加でアプリをインストールせずにすむこと。そして、MacやiPhoneなど、デバイスを問わずに共有できることなどが挙げられる。そのため、チームにiPadを持っていないメンバーがいても、共有をしやすいと言えるだろう。
操作面では、図形や図解を簡単に挿入できるため、グラフィカルな情報をまとめやすい。一方、GoodNotes 5と同様、他人が記入したオブジェクトを別のユーザーが削除してしまうこともできるため、大勢での操作には注意が必要だ。ちなみに、こうした共同編集機能を活用するには、iCloud Driveを有効にしておく必要がある。
もちろん、ブレインストーミングのような作業だけでなく、プレゼンテーションのための資料を複数人で同時進行で作り上げていく、本来の想定用途も便利だ。まだ共同編集機能を使ったことがない人は、ぜひ試してみてほしい。