強敵「iPhone & Mac」に勝てるのか!?
Googleが10年目となるChromebookを強化 = OS「M89」でスマホ連携や仕事の効率UP
2021年03月10日 02時45分更新
Googleは3月10日(日本時間)、今年6月で10年を迎えるChromebookの搭載OS = 「Chrome OS」の最新バージョン「M89」の新機能を発表した。同日より順次提供される。
Chromebookはコロナによって生活が変化し、学生や企業での利用が増加しており、世界では10台に1台が、米国では5台に1台がChrome OSを搭載したマシンとなっているという。
Chrome OS M89は
Better togetherと
Get things done fast
M89の新機能は「Better together」と「Get things done fast」の2つの目的で実現されている。Chromebookとスマートフォンの協調とともに、OS自体の生産性の向上も目指したバージョンアップとなっている。
Better together
マシンの協調=データ共有
☆Phone Hub
アンドロイドを搭載したスマートフォンの状態をChromebookでモニター、変更できるという機能で、テザリングのON/OFFや、おやすみモードへの変更、バッテリーの残量などもチェックできるようになる。通知機能もあるので、Chromebookでメッセージに返答できる。
☆Nearby Share
オンラインでデータを移動する機能で、写真やテキストを家族の複数のデバイス間で簡単に移動させることができる。もちろんAndroidとChrome OSとの間でも可能。特にプライバシーを重視しており、誰が何を送受信できるかを細かく設定できる。
☆Wi-Fi Sync
これは機能の拡張で、Wi-Fiを使って、Chromebook同士、またはAndroidのスマートフォンとも共有できる。Chromebookを起動するときにスマートフォンと同じ設定にするとか、セキュリティを共有することができる。
Get things done fast
生産性の向上
☆Screen Capture
画面のキャプチャーや録画が可能となり、それを利用できるようになる。
☆Tote
最近使ったファイルを表示する機能。
☆Clipboard
クリップボード機能は、最近の5回のコピー(またはカット)したものを記憶して、再利用することができる。
☆Desks
仮想デスクトップ機能で、仕事の状態を記憶して、呼び出したり、デスクトップ間でウィンドウを移動することもできる。
☆Quick Answers
文字をハイライトすることで、すぐに意味や翻訳、単位の変換をすることができる。
☆Select-to-speak
新しいコントロールが入り、簡単に任意の部分を読み上げてもらうことができる。