株式会社フォレストシー
株式会社フォレストシーの「里山通信」は、LPWA無線対応カメラ「GeoCam(ジオカム)」を開発し、中継機・親機を経由して携帯電話の通信圏外から撮影、送信した画像をクラウドシステムにアップロードする事に成功いたしました。
「GeoCam」は乾電池もしくはソーラーバッテリー等の独立電源で稼働し、定点撮影した低解像度画像を、独自のLPWA遠距離無線通信規格「GEO-WAVE(ジオウェイブ)」により送信する屋外用カメラです。送信された画像は、中継機・親機を介しクラウドシステムにアップロードされることで、遠く離れた場所からでも撮影地点の様子を確認することができます。現状はまだ試験機ではありますが、既にいくつかの自治体で実証実験という形で、携帯の電波が届かない、遠隔地、携帯圏外、危険な場所への見回り負担・リスク軽減・早期通知としての実用が始まっています。
こちらは、株式会社フォレストシーの敷地内を流れる河川の様子を「GeoCam」で撮影し、GEO-WAVEで送信した写真(画像サイズ:QVGA)をクラウドシステムにアップロードしたものです。「降雨前」と「降雨後」で水位の変化を見て取る事ができます。「GeoCam」の特徴として、このように状況を把握できるレベルの画像を、従来は飛ばすことができなかった携帯圏外から中継機を通じてクラウドに届けることができます。日常的に人が訪れることができない場所での遠隔地の監視、見守りなどでの利用が多いに期待される性能を備えています。GeoCamは2021年8月頃に上市を予定しています。
■里山通信の独自技術「GEO-WAVE」について
https://satoyama-connect.jp/geowave/
■「GeoCam」製品紹介ページ
https://satoyama-connect.jp/geocam/