OUIは2月19日、iPhoneに取り付けて眼科診察を可能にするアタッチメント型医療機器「Smart Eye Camera」が専用医療機器と同等の信頼性があるとする臨床論文が査読付き英文雑誌であるSensorsで公開されたと発表した。
同社は慶應義塾大学医学部発のベンチャー企業、 Smart Eye CameraはiPhoneに取り付けて眼科診察を可能にするアタッチメント型医療機器で、前眼部の前房深度と隅角の評価に関して既存機器と同等の信頼性がある結果が得られることが証明されたという。
iPhoneのカメラと光源を利用した眼科診療機器は国内初としており、動物実験の結果およびヒトの眼を使用した臨床研究の結果では 既存の細隙灯顕微鏡と同等の性能と証明されている。今回の臨床研究ではこれまでの結果以上に、前眼部の前房深度と隅角の評価においても、 既存機器と同等の信頼性を持つことが証明されたという。
従来の固定式細隙灯顕微鏡が装備されていない開発途上国などの地域において眼科診療に貢献できるほか、スマホのアタッチメントであることから遠隔診療への利用、画像の集積によって診断補助人工知能開発などに繋がる可能性があるとしている。
