ビデオカードの品薄が深刻だ。秋葉原のパーツショップにある商品の陳列棚からは在庫が消え、GeForce RTX 30シリーズを搭載するビデオカードを購入するのはかなり厳しい状況となっている。
昨年末から続いていたビデオカードの品薄が年が明けて本格化。パーツショップの在庫は軒並み完売し、現在は約2万円台で購入可能なGeForce GTX 1650の上位モデルを買おうとすると約25万円~30万円で販売されているGeForce RTX 3090になるといういまだかつてない事態になっている。
ショップのスタッフによると、もともと供給が少なくなっていたところに、ここ最近急騰しているマイニングブームがとどめを刺した格好とのこと。一般的なゲーマーと異なり、マイニング用に買いに来るお客は複数枚を購入するため、ハイエンド系ビデオカードを中心に在庫が一気になくなったようだ。
ショップ側では購入制限を設けるなど対応はしているが、いわゆる海外の転売グループとみられる集団も多く、制御できない状況。加えて再入荷の予定もないことから、前代未聞の品薄となっている。今のところ状況改善の兆しもないため、まだまだ品薄は続くとみられている。