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ビデオカードが深刻な品薄でパーツショップから在庫が消滅

2021年02月21日 02時14分更新

文● 山県 編集●北村/ASCII

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 ビデオカードの品薄が深刻だ。秋葉原のパーツショップにある商品の陳列棚からは在庫が消え、GeForce RTX 30シリーズを搭載するビデオカードを購入するのはかなり厳しい状況となっている。

ショップでは売り切れ、完売のポップがいたるところに貼られている

 昨年末から続いていたビデオカードの品薄が年が明けて本格化。パーツショップの在庫は軒並み完売し、現在は約2万円台で購入可能なGeForce GTX 1650の上位モデルを買おうとすると約25万円~30万円で販売されているGeForce RTX 3090になるといういまだかつてない事態になっている。

大手ショップの陳列棚。商品を並べられないため、セールの告知ポップで覆っていた

 ショップのスタッフによると、もともと供給が少なくなっていたところに、ここ最近急騰しているマイニングブームがとどめを刺した格好とのこと。一般的なゲーマーと異なり、マイニング用に買いに来るお客は複数枚を購入するため、ハイエンド系ビデオカードを中心に在庫が一気になくなったようだ。

ショーケースの中もガラガラ。もともと売り場だったスペースはケースの販売スペースに変わっていた

 ショップ側では購入制限を設けるなど対応はしているが、いわゆる海外の転売グループとみられる集団も多く、制御できない状況。加えて再入荷の予定もないことから、前代未聞の品薄となっている。今のところ状況改善の兆しもないため、まだまだ品薄は続くとみられている。

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