株式会社バカン
AIとIoTを活用してあらゆる空き情報を配信するスタートアップ、株式会社バカン（東京都千代田区、代表取締役：河野剛進）は、投票所の混雑情報提供パッケージ「VACAN for 投票所」の提供を開始します。導入した自治体の有権者は、リアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN」を通じて、各（期日前）投票所の混み具合をスマホ等からアプリなどのダウンロードなしに確認できるようになります。
■投票所の混雑情報の配信について
投票所の混雑可視化パッケージ「VACAN for 投票所」（https://corp.vacan.com/utilization/utilization_government）は、各自治体の選挙管理委員会（選管）が、（期日前）投票所の混雑情報を有権者に提供するのを助けるサービスパッケージです。操作の際は、各（期日前）投票所の係員が目視で判断したその時の混雑状況を、インターネット上の所定の画面に入力します。すると、有権者が見られる画面で、各（期日前）投票所の混雑状況の表示が更新されます。混雑状況は「空いています」「やや混雑」「混雑」「満」の4段階で表示。これら情報の入力や閲覧は、インターネットに接続されたスマホ・PCによって行います。
こうした混雑情報の収集・配信は、バカンが開発・提供しているリアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN」を基盤にして行われます。VACANには様々な機能があり、マップ上で近くの施設等の空き・混雑状況を一覧することもできます（機能名：VACAN Maps）。今回の「VACAN for 投票所」は、この機能を活用しており、有権者はスマホ・PCの地図上で、（期日前）投票所の位置や混み具合を確認できるようになります。
なお、VACAN for 投票所は、カメラ等を使用しない混雑検知方法を採用しており、投票の秘密に抵触しません。提供内容の詳細については都道府県選挙管理委員会連合会 の『月刊選挙 2月号』でもご紹介しています。
リアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN」は、投票所だけでなく、災害時の避難所や病院など全国の多くの自治体の施設でご利用いただいています。
■導入の背景
日本には1,724の市区町村があり、衆・参議員選挙や地方選挙など多くの選挙が毎年行われています。選挙は、大人数の動員が避けられない一方、民主主義の根幹を成すものとして、コロナ禍においても「不要不急」とはみなされず、万全の対策を施した上で執行する必要があります。
その対策の一つとして、有権者に（期日前）投票所の混雑情報を提供することが挙げられます。数が少なく特に混みやすい期日前投票所では、場所や投票のタイミングをずらす判断のために活用されます。また、「混んでいない」という情報も、混雑への不安による投票の棄権防止に役立ちます。
これら有用性から、混雑情報の提供は、総務省によってコロナ禍における選挙執行の工夫の例としても紹介されており、実施を検討する選管が増えています。しかし、既存のホームページやSNSを利用した情報提供は、改修や運用にかかる各種コストの負担が自治体によっては大きく、より手軽に行うことができる方法を求める声がありました。
そこで、リアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN」を提供するバカンでは、既に防災分野などで多くの自治体のご利用があったこともあり、（期日前）投票所の混雑情報も扱えるようにし、今回「VACAN for 投票所」の提供を開始いたしました。バカンは混雑情報配信の力で、有権者が安心して投票を行うことができるよう、全国の選管をサポートいたします。
■投票所向け混雑情報提供パッケージ「VACAN for 投票所」の特長
・ 50以上の自治体への導入で蓄積したノウハウ：
リアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN」は全国で50を超える自治体に導入されており、特に災害時の避難所といった防災分野で多くご活用いただいています。実際の災害時でも稼働した実績もあるため、選挙という正確さが求められる場面でも安心してご利用いただけます。
・利用ハードルの低さ：
「誰にでもひと目でわかる」ことを目指してデザインされており、有権者の方は直感的に操作ができます。もちろん、アプリのダウンロードやユーザー登録なども不要です。
・投票所の場所も案内可能：
地図表示ができるため、混雑状況だけでなく投票所の場所も利用者に知らせることができます。また施設の詳細ページには、連絡事項なども記載できます。
※サービス詳細はこちら：https://corp.vacan.com/utilization/utilization_government
■株式会社バカンについて
代表取締役：河野剛進
設立：2016年6月
HP：https://corp.vacan.com
本社所在地：東京都千代田区永田町2丁目17−3 住友不動産永田町ビル2階
バカンは経済産業省が選定する官民による支援プログラムJ-Startup 2019選定企業です。IoT、AIを活用してあらゆる空席情報を収集し提供。レストラン街やカフェ、トイレ、会議室、社員食堂などの空き状況をセンサーやカメラで自動検知し、デジタルサイネージやスマートフォンに配信するサービスを提供しています。
