ノートのリアルタイム共有でリモートワークの効率化に貢献
iPadで書いたノートを共有できるアプリ「BuddyBoard」 App Storeで提供開始
2021年02月15日 16時00分更新
ブラザー工業は2月15日、同社が開発したiPad用ノートアプリ「BuddyBoard(バディボード)」の提供を、テストマーケティングを目的としてApp Storeで開始した。
BuddyBoardは、ノート上に書き込む内容をリアルタイムで共有できるiPad用ノートアプリ。iPadOS 13以上のiPad、iPad Air、iPad mini、iPad Proに対応する。
iPadで書き込んだノートはウェブブラウザー上で閲覧できるため、さまざまなデバイスに共有可能なほか、BuddyBoardユーザー同士であれば同じノートへ同時に書き込むこともできる。また、書き込んだノートをエクスポートしたり、ノート上に写真や画像をインポートしてメモを加えたりなどの作業も可能だ。さらに、通信量が少ないためウェブ会議ツールとも併用できるという。
共有ノートにはパスワードを知っている人だけアクセス可能で、作業終了後にはクラウド上のデータは消去され、通信も暗号化されるとのこと。
本アプリは今回の提供開始に先駆け、ブラザーグループの製造現場において、海外拠点を含む複数拠点間のコミュニケーションの場面で試用をしながら改善を重ね、開発を進めてきたという。なかでも、コロナ禍における海外出張の制限下においては、現地に直接赴くことができない状況でも、BuddyBoardで写真やメモ、図が書き込まれたノートをリアルタイムに共有することで、現場の状況を離れた拠点からでも把握することができ、的確な指示や意思の伝達が容易かつ迅速にできたという事例が報告されたとのこと。