人感センサーやWindows Hello対応カメラ搭載、前に座るだけで起動する「瞬間起動」に対応
ほとんど見た目薄型テレビ、Ryzen 7搭載でテレワークや写真動画編集など高い汎用性が魅力のオールインワンPC「ESPRIMO FH-G/E3」 (1/2)
2021年02月07日 12時00分更新
富士通クライアントコンピューティングから、ディスプレー一体型パソコンの新モデル「ESPRIMO FH-G/E3」が販売中だ。狭額縁デザインを採用したコンパクトな筐体に、23.8型の4KディスプレーやAMD Ryzen 4000シリーズのプロセッサー、ディスクリートGPUなどを搭載しており、普段使いからクリエイティブまで幅広い用途に活用できる。
また、本体前面に人感センサーやWindows Hello対応のカメラを装備しており、端末の前に座るだけでパソコンが自動で起動するなど、使い勝手のよさも大きな特徴になっている。今回、ESPRIMO FH-G/E3の実機を試せたので、製品の外観や使用感、パフォーマンスなどを2回にわたって紹介していこう。
コンパクトで洗練されたデザインの筐体を採用
ESPRIMO FH-G/E3は、23.8型のディスプレーを搭載したオールインワンタイプのデスクトップパソコンだ。といってもCPUやストレージなどの主要パーツはすべてディスプレー背面に配置されていて前面からは目に入らないため、パッと見は単体のディスプレーとほとんど変わらない。
ESPRIMO FH-G/E3のディスプレー部は、最近主流の狭額縁デザインが採用されており、23.8型という大きさの割にはかなりコンパクト。本体はおよそ幅544×奥行き196×高さ400mm(本体最小傾斜時)と、机の上にも設置しやすいサイズになっている。
ディスプレーの角度調節はチルト(上下の角度調節)のみの対応だが、質量が約6.0kgと軽いため、本体ごと動かして画面の向きを調節するのもそれほど苦ではない。スリムな4本脚型のスタンドを搭載しているため、接地面積が小さく、空きスペースの少ない机にも置きやすいのはありがたいところ。ちなみにスタンドの下は付属のワイヤレスキーボードとワイヤレスマウスを並べて収納できるスペースがあり、未使用時は机周りをスッキリさせられる。
ESPRIMO FH-G/E3のインターフェースは比較的充実しており、本体右側面にダイレクト・メモリースロットとUSB Type-A、USB Type-C、マイク・ラインイン・ヘッドフォン・ラインアウト・ヘッドセット端子を、本体背面にLAN端子、HDMI出力、USB Type-A×2を搭載している。通信機能はマルチギガビット・イーサネット(2.5GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T)、Wi-Fi 6(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.0と、それぞれ最新の規格をサポートしているのも心強い。