アップルが、iOS向けの純正「マップ」アプリをアップデートしている。今回の更新では、マップアプリ内に「Natural Language Guidance」機能が加わり、Siriによる音声操作で道順などをたずねた際のガイドの言葉がより自然な内容に進化した。たとえば、「一時停止標識で左方向、その後東京ミッドタウン前を右方向、外苑東通りへ、信号で外苑東通りを右方向、250m先右後方」というように自然に理解やすい日本語になる。
なお、このNatural Language Guidance機能は、現時点では英語、日本語、中国語で展開されているとのことだ。
また、iOS純正のマップアプリと言えば、「Map Look Around」にも注目したい。この機能は昨年追加されたもので、マップアプリ内の双眼鏡のアイコンをクリックすると、地図上の位置の風景を写真で表示してくれる。国内で対応しているエリアは、東京圏・名古屋・京都・大阪・奈良・高松・広島・福岡などに限られるが、競合サービスと比べて、表示が非常に滑らかで写真も高画質。コロナ禍で遠方に出掛けるのは難しい中、これで旅行気分を楽しむのもありだろう。