インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は1月26日より、顧客が自社ネットワークで運用しているネットワーク機器や仮想アプライアンス製品を、遠隔で一元的に制御・管理できるネットワークマネージメントサービス「IIJマルチプロダクトコントローラサービス」の提供を開始した。
本サービスは、機器の自動接続・集中管理の仕組みをOEM提供する「SACM」のサービス基盤を刷新し、多様なアプライアンス製品に対応できるプラットフォームとして新たに開発された。サービスアダプターをネットワークに接続し電源を入れるだけで、設定情報(コンフィグ)を自動取得し、機器の設定、監視、管理はすべてクラウド側のマネージメントシステムから集中管理できる。また、各種コマンドの実行やバージョンアップなども一括で設定できる。そのため、利用者はエンジニアによる現地でのネットワーク機器の設置、疎通確認や保守交換作業が不要となり、導入の効率化、人的コストの削減が図れる。
本サービスでは、従来の「IIJ SMF sxサービス」で対応していた自社開発ルーター「SEILシリーズ」に加え、SACM専用サービスアダプターとして提供している「SAシリーズ」にも対応するとのこと。なお今後、UTM、無線LAN機器等を含む他社ネットワーク機器も順次対応していく予定。
提供価格は、サービス利用料が初期費用、月額費用ともに3300円(サービスアダプター1台利用時のシステム料)。サービスアダプターのレンタル料は、1台あたり初期費用が5500円、月額費用が7480円~(種類により異なる)での提供となっている。