大日本印刷は1月20日、発売前商品の売上予測シミュレーションや小売店舗でのテストマーケティングなどを実施する「DNPテストマーケティング支援サービス」を1月に開始すると発表した。
本サービスは、実店舗における商品の陳列方法や販促物の設置による売上動向の違いなどを分析して、マーケティング施策の結果を定量的に予測するというもの。
導入企業は、AIを活用して施策パターンごとの売上をシミュレーションする「AI売上予測システム」によるコンサルティングのほか、リアル店舗でのテスト販売、生活者や個人事業主へのテストセールス代行も利用可能で、商品開発やパッケージのリニューアル、費用対効果の高い販促活動につなげられるとしている。
AI売上予測システムによる分析・提案の価格は1ブランド330万円から(店頭の事前調査とAI売上予測システムを使った売上予測レポート提供の場合)。販促施策の立案・実施、リアル店舗でのテスト販売、テストセールス代行は別途見積りとなる。
大日本印刷は今後、日用品メーカーなどにも本サービスを提供するとともに、店頭での販促施策の立案、販促ツールの企画、制作などを実施し、2023年度までに関連サービスを含めて15億円の売上を目指すとしている。また、分析用AIの精度の向上、テストマーケティングの対象商品のカテゴリーや、テスト販売の実績環境の拡充などにも注力するとのこと。