USB 3.2 Gen2対応で扱いやすいコンパクトサイズのSSD
爆速ポータブルSSD「WD My Passport SSD」がデータ活用の常識を変える
2020年12月22日 11時00分更新
データをやり取りする際、最近はクラウドを経由するケースが増えてきているものの、ギガ単位となるデータをやり取りしたい場合は、やはりUSBメモリーやストレージを介したほうが手っ取り早い。
ただ、USBメモリーやHDDでは、最近のPCに搭載されているNVMe接続の内蔵SSDと比べて転送速度はそれほど速くはない。そのため、そのままUSBにストレージを接続した状態で作業するというよりは、いったん自分のマシンへ転送して作業したほうが効率の良い場合もある。
とはいえ、内蔵ストレージにも容量の限界があり、そのまま作業せざるをえないケースもあるはず。そこで、今回紹介したいのが、アイ・オー・データ機器が販売するウエスタンデジタルのポータブルSSD「WD My Passport SSD」だ。
最大読出し速度が1050 MB/秒、書込み速度が1000MB/秒と爆速なため、ミドルクラスのNVMe接続SSDと遜色ないレベル。これだけ速ければ、大容量のファイルのやりとりはもちろん、作業用のストレージとしても利用できる。そんな「WD My Passport SSD」をレビューしつつ、爆速ポータブルSSDの活用法を紹介したい。
2.5インチポータブルHDDよりコンパクトで耐衝撃性も備える
まずは外観から。55(W)×100(D)×9(H)mmというボディーサイズは、一般的な2.5インチタイプのポータブルHDDに比べても小さくて薄い。重量も45.7gとiPhone 12 miniの1/3程度の軽さなので、胸ポケットに入れて持ち運んでも、入れていることを忘れてしまうぐらいの感覚だ。
丸みを帯び、波のような凹凸が刻まれたデザインは、縦長のため持ちやすく、約2mの高さから落としてしまっても、その衝撃や振動からデータを守る構造になっている。色は、グレーとレッド、ブルー、ゴールドの4色に加え、この12月に新色シルバーが登場した。容量は、500GBと1TB、2TBの3種類が用意されている。