2020年のピレリ スーパー耐久シリーズ第3戦が10月31日~11月1日に岡山国際サーキットで行なわれ、アスキーで応援している19号車 BRP★SUNRISE-Blvd718GT4MR(福田幸平/松本武士/塩津佑介/奥村浩一)はST-Zクラス4位となった。
今回も全8クラスを2つのグループに分けて3時間の耐久レースが行なわれ、GT4車両で争われるST-ZクラスはST-X、ST-TCR、ST-1、ST-2、ST-3クラスと同じGr.1で戦うこととなった。
前回の第2戦スポーツランドSUGOでは2日間とも雨に見舞われたが、今回はうって変わって晴天となり、予選から激しいバトルが繰り広げられた。Aドライバー予選では福田が担当し1分38秒165をマークすると、続くBドライバー予選では松本が果敢に各コーナーを攻め、1分36秒246のベストタイムを叩き出した。しかし、今回はライバル勢も速さをみせ、クラス6番手からスタートすることなった。
11月1日(日)の午後に始まった決勝レースは、序盤から波乱含みの展開となった。スタート直後の2コーナーで20号車 BMW M4 GT4と2号車 KTM X-Bow GT4が接触しストップ。さらに6周目にはST-Xクラスの888号車 メルセデスAMG GT3がバックストレート終わりのヘアピンで大クラッシュを喫し、セーフティーカーが導入されることとなった。
このタイミングを利用して1回目のピットストップを済ませるチームも多い中、19号車はAドライバーの福田がスタートドライバーを担当していたため、Aドライバーが走らなければならない最低走行時間の問題もあり、このセーフティーカー中にドライバー交代ができなかった。
19号車はレース全体の3分の1に差し掛かった29周目にピットイン。福田から塩津に交代した。中盤でなんとか追い上げたかったもののライバルのペースもよく、なかなか順位を上げられない展開が続き、レース折り返しのところではクラス6番手につけていた。
後半戦に入った58周目に2回目のピットストップを行ない、エースの松本にドライバー交代。前回のSUGO大会と同様、ここから一気にスパートをかけいき、最終的に4番手まで浮上したのだが、表彰台には一歩届かず、今大会はST-Zクラス4位という結果で終わったのだった。
エントラント代表
奥村浩一氏コメント
木曜日・金曜日のフリー走行は、非常にパフォーマンスも良くトップタイムも刻むほどだったが、路面コンディションで予選本番でセットがちょっとずれてしまい、本来のパフォーマンスが発揮できずに6番手に沈んでしまった。順当に行けば3~4番手にはなったのではと思う。
決勝は、ドライバーのミスや大きなトラブルもなく周回していたが、予選からの流れを引きずっているようで、思うようなパフォーマンスが出ず、いいところを見せられないまま行ってしまった感じだった。ただ、後半のアストンが1秒弱ラップタイムが速く、戦略的にもズバッとはまったわけでもなく、可もなく不可もなくの結果が順当な4位だった。
SCのタイミングは、スタートドライバーの福田がジェントルマンドライバーのため、50分の縛りがあり交代ができなかった。ラップタイムがほぼ同じだったEndllesと5zigenが、そのタイミングで交代して前に出た。戦略的にアストンと同じだったが、向こうのラップタイムがとにかく速かった。
今年から始めたポルシェなので、データが揃え切れていないが、コンスタントに上位争いができているのはいいこと。しかし、表彰台に届かないのは厳しい。残りの3戦はきっちりと結果を残せれたらいいと思う。