リモートブラウザー分離機能を統合、脅威防御およびデータ保護の革新的な機能を提供
マカフィー、統合クラウドセキュリティープラットフォーム「Unified Cloud Edge」を機能強化
2020年10月30日 14時00分更新
マカフィーは10月30日、「McAfee MVISION Unified Cloud Edge」(UCE)の新たな特長と機能を発表した。ランサムウェアやフィッシングの脅威から保護する独自のアプローチを実現する。
新型コロナウイルス感染症の影響により、リモートワークへの移行が進んでいるが、セキュリティー上の課題も大きくなっているという。とくにクラウドサービスを標的とする脅威が630%増加しており、サイバー犯罪者はフィッシング攻撃で入手した認証情報を使用し、クラウドアプリケーションの持つ匿名性や分散性を悪用。さらにクラウド利用の増加により、従来のネットワークデータ保護の範疇を超えたところでデータが行き交う状況はクラウドサービスやホームデバイスを介してデータが悪用されるリスクが高まっているという。
MVISION UCEでは、最新の機能強化として業界初のリモート・ブラウザー分離(RBI:Remote Browser Isolation)を統合。RBIではランサムウェアや認証情報に対するフィッシング攻撃などのウェブベースの脅威に対して高度な保護を提供し、統合型データ分類とインシデント管理により不正な「シャドーIT」クラウドサービスやウェブサイトも含めたデータを保護を行なう。
MVISION UCEの統合インシデント管理機能により、単一の管理画面で複数の攻撃経路を監視が可能となり、データ損失を検出・防止する機能が大幅に強化されたほか、事前定義された一貫性のある分類機能を備えた新しい統合データ分類エンジンにより、ワークフローの効率を劇的に向上しているという。
RBI技術はMVISION UCEのリアルタイム脅威保護機能に直接組み込まれており、追加料金なく使用できる。