真っ暗で雨が降っているのに
しっかり撮れるEOS R6
そうこうしているうちに、レースは22時30分ごろ再開。いまだ小雨が降る中、セーフティーカー先導で走り始めました。再びダンロップコーナーでの撮影を試みたのですが、真っ暗で何が走っているのかまったくわかりません。完全にカメラ任せで撮影を敢行します。ですが、でき上がった写真を見てビックリ! きちんと撮れています!
EOS Rも健闘するのですが、暗くなればなるほど、ピンボケ写真を量産する結果に。
一方のEOS R6は、暗い状態でもピントが合焦するだけでなくマシンを追従。後続車のヘッドライトが当たっていれば、水しぶきまで綺麗に映し出しますから、驚くしかありません。
基本的に夜間走行の場合、車両前方から光が当たる場所はありません。よってバックショットでテールランプを狙ってみました。
場所はGRスープラコーナーの看板近くから最終コーナーに向けて撮ってみたのですが、水煙によって赤いテールランプがぼやけて綺麗ではありませんか。さらに驚くのが次の写真です。
そのまま最終コーナーを駆け上がる52号車のクラウンを追ったのですが、ドア部に書かれた「埼玉で働こう」という文字までキッチリ読み取れるピント精度と解像度です。EOS R6、恐ろしいカメラです。
【まとめ】最強のモタスポ撮影カメラ!
と言いたくなる完成度を誇るEOS R6
筆者がフルサイズのミラーレス一眼カメラに期待するのは、装備の軽量化とミラーがないことによる連射速度の2点です。その点においてEOS R6は文句のつけようがありません。さらに暗所におけるAF合焦率の高さ、高感度におけるノイズの少なさは唖然の一言。加えて従来のEOS系を踏襲した使い勝手のよさ。もはや最強のモタスポ撮影カメラと言いたくなるほどの完成度です。あとはファインダーが取り外せてレンズ用レインカバーが使えれば文句ありません!
一方でEOS Rが古くてダメなのか? というとそういうことはなく、ポートレートや物撮りといった場面では、解像度の高さと相まって、こちらでも十分に対応可能。実売価格はEOS R6よりお求め安くなっているのでアリな選択肢と言えます。
ともあれ、筆者はEOS R6が欲しくて仕方ないのですが、キヤノンは更に追い打ちをかけるべく新型レンズを投入してきました。これは別の機会にEOS R6と共に魅力をお伝えできればと思います。キヤノン、恐ろしい会社です。