プロレーサーも参戦するeSports
AUTOBACS JeGT GRAND PRIX 2020 Series
モータースポーツに特化したeSportsシリーズ「AUTOBACS JeGT GRAND PRIX 2020 Series」が、今年の12月から開幕する。
JeGTは、プロレーサー、トップゲーマーをはじめとしたハイレベルなプレイヤーが、レーシングゲームでその速さや技術を競い合うeモータースポーツにおける国内トップカテゴリー大会。
昨年9月に初めてのエキシビション大会を開催。今年1月、東京オートサロンにて2回目の大会を実施。それを受け、オートバックスセブンとスポンサーを締結し、公式シリーズ化する運びとなった。
ソフトは「グランツーリスモ SPORTS」を使用。賞金総額500万円をかけて、予選ラウンドはオンライン形式にて4回実施した後、3月にオフラインにて決勝ラウンドを1回実施する予定だ。なお決勝ラウンドは大阪にて、観客を入れてイベント実施を検討しているとのことだ。
参加ドライバーはプロレーサーのほか、一定のスキルを有するJeGT認定ドライバーのみとなる。JeGT認定ドライバーは、今後増やしていく予定だという。参加チームはARTAのほか、HKS、NISSAN TRUST RACING、D’Station RACING、UPGARAGEなど10チーム。なおチームは12月まで受け付けているとのことだ。
ドライバーとチームの契約はJeGTドラフト会議を実施。これによりチームの均衡を図り、シリーズ戦をより白熱したものとする予定だ。
NGM 代表取締役でJeGT運営代表の北浦 諭氏は、「ここ1~2年でeスポーツという言葉をよく耳にするようになりました。特にここ半年はその注目度が増しています。eモータースポーツの世界では、若い頃からレーシングゲームに触れてきた子が、そのままサーキットでも活躍しているなど、実際のモータースポーツとの親和性は高いと思っています。クルマの魅力、レースの魅力をより多くの方に伝えられれば、若者のクルマ離れに歯止めがかかるのではないか」と力説。
オートバックスセブンの代表取締役である小林喜夫巳は「オートバックスは、国内で人気のSUPER GTで長年にわたり冠スポンサーとしてサポートしているほか、ARTAとしても参戦しています。今回、リアルのスポーツだけでなく、eスポーツもサポートする運びとなりました。今後、楽しみやワクワクといった『e(イー)化学反応』が起きることを期待しています。私たちはこれからもクルマが好きになっていく活動を支援していきたいと思います」と挨拶した。
冬になると、ストーブリーグの話題が中心となるモータースポーツ。だが今冬からはネットの世界でも楽しむことができそう。また、JeGTチャレンジャーズという一般参加イベントも検討しているほか、今後、店舗イベントも検討しているという。今年の冬はJeGTに注目してみてはいかがだろうか。