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本選には24チーム参加、バーチャル会場にはFIXERがクラウド型イベント基盤「ccVES」を提供

「第31回 高専プロコン」本選開催中、バーチャル会場もオープン

2020年10月11日 08時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 全国高等専門学校連合会が主催する「第31回 全国高等専門学校プログラミングコンテスト(高専プロコン)」の本選大会が、2020年10月10日と11日の日程で開催中だ。

 今年の同大会は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からオンライン開催となっている。各チームのデモンストレーションブースがある「EXPO会場」や本選審査結果が視聴できる「表彰式会場」は、FIXERが提供するクラウドベースのバーチャルイベントスペース「cloud.config Virtual Event Service(ccVES)」を使って、バーチャルイベント空間内で展開されている。

「第31回 全国高等専門学校プログラミングコンテスト」のバーチャル会場風景。バーチャル空間の会場内を歩き回り、各高専チームのブースでデモ動画を視聴できる

 第31回 高専プロコンは苫小牧工業高等専門学校が主管校となり、「北の大地で拓け! ICTミライ」をテーマに開催されている。6月の予選応募開始、7月の予選実施を経て、今回の本選開催となっている。

 本選には課題部門(テーマ「楽しく学び合える!」)と自由部門で予選を勝ち抜いた20チームと、「第12回NAPROCK国際プロコン」参加の海外4チーム(ベトナム、香港、シンガポール)が出場し、8分間のプレゼンテーション動画と2分間のデモンストレーション動画により審査が行われる。各チーム発表/審査の模様はYouTubeライブで配信され、11日14時からの閉会式において審査結果の発表と表彰式が行われる(配信スケジュールは公式サイトを参照)。

 FIXERは、これまで大会協賛企業として高専プロコンを支援してきており、今回の大会がオンライン開催になったことを受けてccVESの無償提供を提案。これにより、バーチャル会場の展開が実現した。ccVESは「Microsoft Azure」クラウド上で開発、運用されているバーチャルイベントサービスで、今年6月には日本マイクロソフトの年次イベント「de:code 2020」でも採用された。

 高専プロコンのバーチャル会場は、PCブラウザから誰でも参加できる(要メールアドレス登録)。カーソルキーを使って会場内を歩き回り、入口となるラウンジからEXPO会場に進むと、バーチャル空間内に各参加チームの展示ブースが用意されている。各ブースでは、本選応募作品のデモンストレーション動画(2分間)がオンデマンド視聴できる。

EXPO会場内のブースに入るとデモンストレーション動画が自動再生され、動画をクリックすれば拡大再生となる。また右上のメニューからは、各ブースへの移動/プレゼンテーション動画(8分間)視聴/パンフレットダウンロードも可能

 また表彰式会場では、閉会後に本選結果発表を視聴できる(11日17時以降の公開)。

バーチャル会場内の表彰式会場。本選結果発表や表彰式の模様が視聴できる

 高専プロコン本選は10月11日までだが、FIXERによるとバーチャル会場は閉会後も2週間程度アクセスできるようになっており、上述したEXPO会場や表彰式会場のコンテンツも引きつづきオンデマンドで視聴できる。

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