スタディーハッカーは10月12日、英語学習コーチングサービス「STRAIL」において、アイードの英語スピーキング評価AI技術「CHIVOXセンテンスカーネル」を用いたスピーキングスキル評価測定ツールをリリースした。
CHIVOXは、導入企業が自社の英語学習サービスに自由に搭載できるクラウドサービス。学習者のスピーキング能力を「発音」「流暢さ」「内容」「文法」などの項目で診断し、改善点のフィードバックが可能という特徴を持つ。
スタディーハッカーは、オンラインでも英語力を伸ばせる根拠として、STRAILにおいて10の要素からなる「オンライン・フルパッケージ」を打ち出してきた。その最後の10項目である「AIを用いたアセスメントツール」が、今回リリースする評価ツールとのこと。
本ツールは、第二言語習得において効果的とされている「パターンプラクティス」の発話内容を評価対象とする。パターンプラクティスとは、基本文法を声に出して反復練習をし、瞬間的に使えるようにするトレーニング。与えられた日本語を瞬時に英訳すること、またそれを繰り返すことで、基本文法を定着させ、スムーズな発話を促すという。
本ツールでは、画面に表示された日本語訳を見て発話された英文を録音する。その後、あらかじめ用意された解答テキストとネイティブの標準的な発音音声モデルからなる独自アルゴリズムによって、システム側が録音音声を比較分析して評価する。これにより、ユーザーは英語発話時の正確性を自身で、かつ自宅で測定可能になる。
withコロナの時代、「Study Smart. ― 学びをもっと合理的でクールなものに」を企業理念とするスタディーハッカーは、今後もさらにEdTechの技術をはじめとするIT技術を駆使して、受講生により良い学習環境を届けるとしている。