Amazonは9月25日、ディスプレイ付きのEchoデバイス「Echo Show 10」を発表した。発売日は未定で年内の出荷を予定している。価格は2万9980円。カラーはチャコールとグレイシャーホワイトの2色展開。
筒状の本体に10インチのHDスクリーンを搭載。人物を認識し、人の動きに合わせてディスプレーが左右に回転するため、部屋の中で移動しても、常に画面を見ながらEcho Show 10を音声操作したり、ビデオ通話し続けられたりする。ブラシレスモーターの使用など可動部分を工夫し、騒音などに配慮。人物かどうかの認識はするが、顔などで個人は特定せず、かつクラウドなどに画像情報をアップロードすることもないなどプライバシーに配慮している。
また、マイクミュート機能やカメラシャッターなども装備。モーション機能は音声操作だけでなく、Alexaアプリからも停止できる。
内蔵カメラは1300万画素で、自動フレーミング機能を搭載。話している人を常に正面に拡大表示できる。
外出先からAlexaアプリを使って、カメラ映像の確認も可能。Echo同様、Amazonが新開発した「第1世代AZ1ニューラル・エッジ・プロセッサ」も搭載。音声操作のタイムラグを大幅に低減している(現在は米国のみで提供)。
本体には2つのツィーターとウーファーを装備。Echo Studioなどと同様、空間の音響特性を感知し、自動で音響を調整する機能を持つ。料理やニュースなどに便利なほか、Amazon Prime Videoのコンテンツの視聴が可能。また、Netflixへの対応も予定されているという。
Zigbeeによる近距離無線通信機能が可能で、スマート家電との連携もしやすい。
なお、同時発表されたEcho/Echo Dot/Echo Dot with Clockと同様、気候変動など環境に配慮した100%再利用可能なファブリック、ダイカスト・アルミニウム、プラスチックなどを使用。使用していない際の消費電力を低減する低電力モードを用意している。