5000円台のエントリー完全ワイヤレスも
OPPOでは「Oppo Enco W11」という、より大口径の8mmドライバーを搭載した機種も用意している。こちらは実売5000円台と、かなり安価な機種だ。機能は、ノイズキャンセリング機能や人感センサーなどを持たないシンプルなものになっている。タッチ操作対応で、左右独立伝送方式を始めとした、いくつかの機能をEnco W51と共通化している。OPPO端末とのペアリングの簡単さなども魅力になるだろう。
ただし、音質についてはW51とはかなり異なる。低域モリモリの傾向になっており、あまり統一感はない。OPPOはスマホ端末のブランドなので、オーディオメーカーのように音質についての軸足は特に定めていないのだろう。
連続再生時間は5時間(ケース併用で最大20時間)、IPX5対応、重量4.4g(片側)、ケース重量は非公開。ケースはUSB Type-C充電。Bluetooth 5.0でSBC/AACコーデック対応といったスペックだ。イヤーピースは完全ワイヤレス機に多い、軸が浅いタイプとなる。
OPPOスマホとの相性はもちろんいい
冒頭で述べたように、スマホ端末メーカーが自社ブランドで展開する完全ワイヤレスは増加傾向。多機能かつ抑えた価格で、充実した機能や使い勝手を重視する人は注目に値する存在になっている。当然自社端末と組み合わせた際の利便性にも配慮されている。OPPO製の「Find X2 Pro」や「Reno3 5G」を使っているなら、チェックしたい製品だ。
特にEnco W51は、多機能かつリーズナブルな価格に仕上げており、使い勝手はもちろん音質もワンランク上の価格帯の製品に匹敵する魅力がある。音楽再生はもちろんだが、スマホでの映画視聴、ウェブ会議などでも活躍する製品だろう。