iCAREは9月3日、開発・提供する企業向け健康管理システム「Carely(ケアリィ)」において、過重労働機能をリニューアルしたと発表。
Carelyは、従業員の残業時間や疲労レベルから健康リスクの高い従業員を自動分析して、迅速な保健指導が実施できるという企業向け健康管理システム。
同システムの過重労働機能では、残業時間が基準値を超える従業員を自動で抽出して、厚生労働省が推奨する「疲労蓄積度チェック」を一括送信できる。疲労蓄積度チェックは、身体面から精神面の疲労やストレス度合いを図る指標となるため、産業保健スタッフは過去の残業時間の推移と疲労蓄積度チェックの結果をもとに、細やかな保健指導や改善策が実施できるとのこと。
また、健康診断やストレスチェックの結果などを適宜用いながら、従業員の健康状態を多角的に把握できるという。
今回のアップデートでは、健康リスクが疑われる従業員の残業時間と心身の状態を上司に共有できる機能を過重労働機能に追加し、Carely上でラインケアまでカバーできる仕様とした。これにより、勤怠システムでの残業時間記録だけではカバーできない、細やかなケアを実施できるとしている。