ASCII Power Review 第92回
「Core i7-10875H」+「GeForce RTX 2080 Super with Max-Q Design」ですよもちろん
Predator Triton 500 実機レビュー = スリムボディーに「TURBOボタン」がうれしい爆速ノートPCだ!!
2020年08月19日 12時00分更新
日本エイサーは8月19日、第10世代(Comet Lake)の8コアCPUとレイトレーシング対応GPUを組み合わせた15.6型ゲーミングノートPC「Predator Triton 500」のニューモデルを発表した。
本製品はハイパフォーマンスなCPUとディスクリートGPUを、厚さ17.9mm、質量2.2kgという小型・軽量ボディーに詰め込んだ携帯性に優れるゲーミングノートPCである。実機を借用したので、使い勝手から実パフォーマンスの検証まで網羅した徹底レビューをお届けしよう!
処理性能、ディスプレー、ネットワークのすべてがゲーミング仕様
Predator Triton 500はOSに「Windows 10 Home 64bit バージョン1909」、CPUに「Core i7-10875H」(8コア16スレッド、2.30~5.10GHz)、GPUに「GeForce RTX 2080 Super with Max-Q Design」を採用。メモリー(RAM)は最大32GB(DDR4-2933)、ストレージは512GBのSSD(NVMe PCIe接続)を搭載している。
ディスプレーもハイスペックで、ハイエンド3Dゲームを快適にプレイできるように、リフレッシュレート300Hz、応答速度3ミリ秒(GtoG)を実現した15.6インチFHD IPS液晶パネルを採用。また、NVIDIA G-SYNCテクノロジーに対応しており、テアリング、カクつき、入力遅延の低減が図られている。
理論値2.5Gbpsのイーサネットコントローラー「KILLER E3100」、理論値2.4GbpsのWi-Fi 6(11ax)対応無線LAN「KILLER AX1650i」により、ネットワーク対戦時に低遅延と安定した接続性を提供するとのこと。なおBluetoothは5.0に準拠している。
より上位のCPU「Core i9-10885H」(8コア16スレッド、2.40~5.30GHz)も存在する。しかしCore i9-10885Hが556ドル、Core i7-10875Hが450ドルと106ドルの差がある。コストパフォーマンスを重視して後者が選ばれたのだと思われる
ハイパフォーマンスを予感させる
高級感あるボディーデザイン
Predator Triton 500の本体サイズは約358.5×255.0×17.9mm、重量は2.2kg。画面対ボディー比81%の狭額縁ベゼル仕様で、ハイパフォーマンスなCPUとGPUを搭載しているわりには小型、軽量ボディーに仕上げられている。なお、天面、キーボード面、底面は「アビスブラック」と名付けられたメタリック素材が採用されており、ハイパフォーマンスを予感させる高級感ある質感に仕上げられている。
インターフェースは、Thunderbolt 3×1、USB 3.0×3(内ひとつは電源オフUSB充電機能付き)、MiniDisplay Port×1、HDMI×1、有線LAN(RJ-45)×1、ヘッドフォン出力×1、マイク入力×1を装備。なおThunderbolt 3は映像出力、電源供給には対応するが、USB Power Delivery対応充電器からの充電はサポートしていない。
キーボードのキーピッチは実測19mm前後、キーストロークは実測1.8mm前後。タッチパッドの面積は実測105×65mm。どちらもゲームでエキサイトしてもめげないだけの剛性が確保されており、適度なクリック感が与えられている。特にタッチパッドのフィーリングがグッド。少々打鍵音は大きめだが、長時間のタイピングも快適にこなせるキーボードと言えよう。ただし、英語キーボードしか用意されていない点には留意してほしい。
右側面にはThunderbolt 3×1、MiniDisplay Port×1、USB 3.0×2、ケンジントンロック×1、左側面には電源端子、有線LAN(RJ-45)×1、USB 3.0×1(電源オフUSB充電機能付き)、HDMI×1、マイク入力×1、ヘッドフォン出力×1が用意
試用機にはACアダプターと電源ケーブルしか入っていなかったが、製品にはこのほかにマニュアル類(セットアップガイド、保証書、修理依頼書、国際旅行者保証書、ノートブック説明、Acerパソコン出張サポート案内)が付属する
ハイエンド・ゲーミングノートPCに
ふさわしい独自装備が盛りだくさん

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