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本日8月7日 20:00から前夜祭放送も

初音ミクのVRアミューズメントパーク!? 8月8日からオープンの「MIKU LAND GATE β」を先行体験してきた

2020年08月07日 15時00分更新

文● 高橋佑司/ASCII

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VR空間内で決済まで可能な
バーチャルショップを展開

広場の各所にポータルがあるので、これに触れてグリップボタンを握りこむと移動できる

 広場には、各種グッズの販売やゲームなどが遊べるショップへのポータルも設置されている。VIVEの場合、それぞれのポータルに触れながらコントローラーのグリップボタンを握りこむことで、そのポータルの移動先エリアに行けるようになっている。

 なお、「MIKU LAND GATE β」内のアイテムやギミックなどについては、それらに触れながらトリガーボタン、もしくはグリップボタンで大体なにかしらの操作ができるので、覚えておくといいだろう。

 広場から移動できる先には、それぞれコンセプトの異なるさまざまなルームが設置されている。ショップで展示されているデジタル製品は、バーチャルキャストと連携している「THE SEED ONLINE」で購入したVCC(VirtualCastCredit)を使って購入できるものもある。今後バーチャルキャスト内では、ユーザーごとのルームが設定できるようになる予定で、購入したデジタルのイラストやアイテムを、ルームに設置できるようだ。

「MIKU LAND GATE β」で購入できるデジタルアセット

 なお、VCCで購入できない製品については、QRコードを保存して後程スマホなどで購入ができるようになっている。以下ではショップの一部を紹介しよう。

●ミクアウトドアショップ

 自然の温かみを感じるオシャレなショップ。ここではGugenkaが展開するアウトドアブランド「ふたつそら」と初音ミクのコラボグッズなどが展示されている。チタンフォーク&レンゲやマグカップなど、「ふたつそら」のアウトドアグッズは、デジタルだけでなく現実にも製品展開している。

実在の製品をVR展示。VRでスケール感などを確認できる

●ミクアートギャラリー

 「MIKU LAND GATE β」には、TSUKUMOも協賛しており、このエリアはTSUKUMO製品を中心とした展示・販売エリアだ。TSUKUMOといえば、初音ミクとのコラボ製品を多数展開しているメーカー。昨年の「東京ゲームショウ 2019」でも展示された、初音ミクコラボのゲーミングチェアなどが展示されている。

 また、一角にはアートギャラリーとして、さまざまなクリエイターによって描かれた複数の初音ミクのイラストも展示。イラストの下に設置されている立方体のアイテムを操作すると、アイテムからイラストが投影され、拡大表示されて見られる。

飾られているイラストの下にあるボックスから、イラストが拡大表示されて投影される

●デジタルフィギュアショップ

一部の展示されているデジタルフィギュアは、ポーズを切り替えることも可能だ

 Gugenkaの「HoloModels」や「MakeAvatar」に関連した製品の展示・販売を行なっているショップも。「HoloModels」のデジタルフィギュアや、ボーカロイドのコラボアバターなどが置かれている。「MIKU LAND GATE β」の特別衣装バージョンの初音ミクや、東雲めぐさんのデジタルフィギュアもあり、ここで購入すれば、スマホを使ったARでもこれらのフィギュアを飾って楽しめる。

バーチャルキャストなどで使えるボーカロイドコラボアバターも。VCCで購入できる

●リズムゲームやその場でアバターの着替えも

 「MIKU LAND GATE β」では驚いたことに、リズムアクションゲームまで用意されている。ゲーム台の前に立ってスタートすると、初音ミクの楽曲にあわせてノーツが流れてくるので、タイミングよく手元の対応したボタンをタップするとスコアが加算されていくものだ。

横にはスコアボードも設置されており、オープン期間中にユーザーがどれだけのスコアをたたき出すのか楽しみでもある

 その他にもさまざまなコンテンツが設置されており、アバターの衣装をその場で試着・購入できるエリアがあったり、実際に演奏できるバーチャルの楽器があったりと盛りだくさん。一通り見て回るだけでも大いに楽しめた。

ギターやドラムなど、実際に鳴らせるVR楽器も展示・販売していた

 また、「MIKU LAND GATE β」には謎解きアクティビティが用意されていて、広場のアクテビティ受付で「謎解きブック」を購入し、各ルームの「ナゾパネル」を頼りに全ての謎を解くと、特別なアイテムが入手できるとのこと。このアクティビティに挑戦できるのは「MIKU LAND GATE β」開催中の3日間だけなので、ぜひチャレンジしてみてほしい。

広場のアクティビティ受付で「謎解きブック」を購入できる

「謎解きブック」を購入してすべての謎を解くと、特別なアイテムが入手できるらしい

各所に設置されたナゾパネルを頼りに、謎解きブックを解き明かそう

動画サイトやTwitterとの連携も

 なお、「MIKU LAND GATE β」の様子は、各地に設置された定点カメラより、YouTubeおよびniconicoで生配信する予定だ。VRデバイスを持っていない人も、動画サイトでパレードの様子などを見ながら盛り上がれるのがありがたい。配信チャンネルなどは、公式サイトのタイムスケジュールを参照。

 バーチャルキャストでは、ニコニコ生放送やTwitterのコメントなどがスタジオにオブジェクトとして出現し、手に持つことができるといった機能がある。「MIKU LAND GATE β」でもこの機能は健在で、ユーザーのコメントが会場に現れるようになっているとのこと。

 また、Twitterにて#ミクランドアートのハッシュタグで投稿されたイラストは、会場で飾られる予定。TSUKUMOでは、このハッシュタグでイラストを投稿した人のなかから抽選で3人に、初音ミクのぬいぐるみプレゼントも行なう予定だ。

(※ぬいぐるみプレゼントキャンペーンへの応募は8月4日で終了しました。なお、会場に飾られるイラスト投稿については、「MIKU LAND GATE β」最終日の8月10日 22:00まで実施しています。)


 そんな盛りだくさんの「MIKU LAND GATE β」、本日8月7日の20:00からは、YouTube/niconicoで前夜祭も生配信される。公式キャストの東雲めぐさんが、見どころや販売製品の一部を紹介する予定だ。

 そして明日8月8日からはいよいよ正式オープン。前述の通り、バーチャルキャストを利用できれば誰でも無料で入場できる。VRデバイスはHTC VIVE、Oculus Rift + Oculus Touch、Windows Mixed Reality、VALVE INDEXに対応している。

 「MIKU LAND GATE β」のクオリティーはかなりのもので、まさに「次世代のイベント会場」といったイメージだ。現在はMIKU LANDの“入り口(GATE)”なわけだが、入り口以外のアトラクションができてアミューズメントパークとして完成するしたらどうなるのか、非常にワクワクさせてくれる内容だった。VR環境がある人は、ぜひ1度足を運んでみてほしい。

 ちなみに余談だが、広場の上空にある地図は、「MIKU LAND GATE β」を訪れた人がどこから来たのかを記録できるものとのこと。Mapを選択することで、その場所に星が表示されるようだ。3日間の間ではあるが、この地図が星で埋め尽くされることを願いたい。

広場の上空の地図がどれくらい埋まるかは気になるところ

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