親なら知っておきたい人気スマホアプリの裏側と安全設定 第77回
誰でも持ってる! 学校で使える! デコりやすい!
アベノマスクが意外な3つの理由で女子中高生に大人気
2020年08月11日 09時00分更新
アベノマスクをチューンナップ!?
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、暑いなかでもマスクが手放せない生活が続いている。「メイクが崩れる」「蒸し暑い」という大人は多いが、そんななか、女子中高生にアベノマスクが流行っているようだ。なぜ人気なのか、どのように利用しているのかを見ていきたい。
Instagramでハッシュタグ「#アベノマスク」「#アベノマスクリメイク」などで検索すると、シンプルなガーゼの白いマスクではなく、かわいらしくデコられたマスクが多数表示される。今、女子中高生の間でアベノマスクデコが流行中なのだ。
学校で使えて自分らしくおしゃれもできるアイテム
学校の仲良しメンバーでアベノマスクを持ち寄り、ニコちゃんマークやミニーのリボン、キャラクターの口部分のイラストなどを描いておそろいにして、集合写真を撮るのが流行中だ。同じイラストにすることで仲良し感も出せる上、マスクなので学校でも使うことができる。「一応、先生に『マスクにお絵かきしてもいいですか』って聞いてからやった」とある女子高生は言う。
キラキラシールなどを多数貼り付けて、キラキラデコマスクにしている例も多い。キラキラで派手にするところがポイントのようだ。
従来の女子中高生は、「#文化祭ヘア」「#体育祭ヘア」など、行事の際にオリジナルヘアスタイルをしたり、おそろいにしたり、応援メガホンデコなどが流行していた。このように、女子中高生のおしゃれは、学校で使えるかどうかや自分らしさを出せるカスタマイズ性が重要となる。
「アベノマスクなら誰でも持ってるし、白くて絵を描いたりシールも貼れる。学校で使えるし、デコりやすくておそろいにしやすいところがいい」とある女子高生は教えてくれた。「推しの名前を書いたりもできるし、制服姿でも自分のキャラが出せる」。
コロナ禍でマスクを着けないといけなくても、自分らしく楽しむ方法はあるのだ。子どもたちを見習うと日常の楽しみ方が広がるかもしれない。
著者紹介:高橋暁子
ITジャーナリスト。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki
この連載の記事
-
第301回
デジタル
LINE通知をオフにする方法すべて! 全通知から個別、機能別まで -
第300回
デジタル
意外! 10代は他世代の5倍もVR・ARを体験済 -
第299回
デジタル
シニア層にも広がるLINE、60代の約8~9割、80代でも3人に1人が利用中 -
第298回
デジタル
LINEスタンプで写真に日付や位置情報を描き込む方法 -
第297回
デジタル
女子大生の8割以上がショート動画視聴は「最も無駄な時間」 -
第296回
デジタル
SNSに投稿する高校生は今や少数派! 複垢・鍵垢で情報収集がメイン -
第295回
デジタル
夜中に送っておきたいけれど、相手に迷惑かも…… そんなときに便利な「ミュートメッセージ」の使い方を画面付きで紹介 -
第294回
デジタル
合コンはいずれ死語に? Z世代ミレニアル世代は「マッチングアプリ」で出会ってる -
第293回
デジタル
学校貸与PC、子どもは「動画視聴」目的だが、保護者は「調べもの」に使ってほしい -
第292回
デジタル
LINEの便利技! 画像内の文字をテキスト化して翻訳できる -
第291回
デジタル
小中学生の6割が睡眠不足、寝落ちするまでスマホ・SNS・ゲームも - この連載の一覧へ