マクセル、視認性の高い映像を空中に投影するタッチパネルディスプレー「Advanced Floating Image Display」を開発
2020年07月28日 16時30分更新
マクセルは7月27日、非接触で操作できる空中投影タッチパネルディスプレー「Advanced Floating Image Display」を開発したと発表した。
同社が新たに開発した映像光学技術と用い、日本カーバイド工業の再帰光学部材を使用することで高輝度かつ高コントラストな空中映像を表示。さらに高精度センサーとの組み合わせで、空中に表示されたスイッチやアイコンをタブレット端末のように操作できるという。
画面に直接触れることなく操作ができるため、医療機関、金融機関、商業施設、交通機関など、不特定多数の人々が利用する場所において、感染症対策や衛生面での配慮が必要な場面での需要が見込まれるとしている。
同社はこの技術を採用した新映像装置を、非接触の空中映像表示システムのコア技術と位置付け、2020年後半からの市場調査を経て2021年に市場投入する予定としている。