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シチズン「カンパノラ」より、漆が描く古来の色「焦香」 を採用したグランドコンプリケーションとパーペチュアルカレンダーが登場

2020年07月27日 18時00分更新

文● ASCII

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左:グランドコンプリケーション「焦香-集(こがれこう-すだく)」、右:パーペチュアルカレンダー「焦香-移(こがれこう-うつろい)」

 シチズン時計は「CAMPANOLA(カンパノラ)」ブランドのコンプリケーションコレクションとして、⽇本古来の⾊味である「焦⾹(こがれこう)」を茶⾊の漆を⽤いて⽂字板に表現した「グランドコンプリケーション」および「パーペチュアルカレンダー」の2モデルを発表した。8月、9月に発売する。

 漆と⾦属粉を⽤いて、焦げた香色という意味をもつ古来色「焦香」を表現した独特の文字板カラーを特長とする。焦香はやや赤みを帯びた茶⾊で、茶色の漆を使⽤するのはカンパノラブランドとしては初という。⾊合いの茶色の漆を塗り重ねることで、木目を思わせる色味や⾵合いを表現。また、両モデルとも、立体的なダイヤ型押しパターンのカーフバンドをあわせることでスポーティーな印象に仕上げている。

グランドコンプリケーション「焦香-集(こがれこう-すだく)」

 グランドコンプリケーション「焦香-集(こがれこう-すだく)」は、⾳で時刻を知らせる「ミニッツリピーター」、⽉の満ち⽋けを表⽰する「ムーンフェイズ」、2100年2月28日までうるう年などの月末カレンダー修正を自動で行なう「パーペチュアルカレンダー」、通常計測に加えて積算計測、スプリット計測が可能な「クロノグラフ」の4大複雑機構をクオーツウオッチで実現したモデル。金属粉を混ぜた淡い茶色の漆を塗り重ねて磨き上げた木目のような⽂字板に、マットゴールドカラーの五徳リングを組み合わせ、華やかでモダンな印象を演出。

 ステンレスケースには、耐傷性に優れたシチズン独⾃の表⾯硬化技術デュラテクトのなかで最も硬い(2000~2500Hv)デュラテクトα(アルファ)を施し、サファイアガラスと同等の硬度と貴⾦属のような美しい輝きが特長としている。

パーペチュアルカレンダー「焦香-移(こがれこう-うつろい)」

 パーペチュアルカレンダー「焦⾹-移(こがれこう-うつろい)」は、2時位置の「未来ボタン」と 4 時位置の「過去ボタン」により、2000年を境にした前後100年分を⾃在に呼び出すことのできる独創的なパーペチュアルカレンダー機能を備え、カレンダー(年、⽉、日、曜日)と時、分、秒、24時間を8本の針で表⽰。トーンの違うブラウンを組み合わせたコントラストが美しい⽂字板や、時の螺旋をイメージした200年カレンダーのスパイラル表⽰に合わせた年針は渦巻き星雲をモチーフとする。

 グランドコンプリケーションは44万円で8月13日に数量限定250本で発売、パーペチュアルカレンダーは41万8000円で9月上旬に数量限定200本で発売(価格・発売日ともに予定)。

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