ASUS ProArt PA32UCX
ASUS JAPANは6月23日、映画、ポストプロダクション、放送業界にとって重要とされるカラーマネジメントを手がけるLight Illusionと新たなパートナーシップを締結したと発表。
今回のパートナーシップを通じて、ASUS ProArtディスプレーに、ディスプレーの色再現を正確に評価できるソフトウェアキャリブレーションシステム「ColourSpace CMS」の機能を統合する。
最新の「ASUS ProArt PA32UCX」「PA32UCX-P（2020年下半期に発売予定）」「PA27UCX（日本未発売）」は、SDRおよびHDRキャリブレーション対応のLight Illusion ColourSpace CMSをサポートする初めてのモデル。Rec.709、DCI-P3、DCI P3 D65およびRec.2020色域、HDRハードウェアキャリブレーション用のST2084規格およびHLGマルチHDR方式に対応した。
Light Illusionのスティーブ・ショウ最高経営責任者（CEO）は「ColourSpace CMSの視覚的にもっとも印象的な特徴は、ユーザーに色精度を伝える独自の方法です。サイズ変更可能な色分けされた完全双方向の最新3Dグラフで、どんなディスプレーでも完全な空間精度を迅速かつ簡単に評価します。複雑な色データを、エラー接線と色分けされた測定点を含む3D CIEと正規化されたRGB色空間グラフで明確に分析できます」とコメント。
ASUSのディスプレイ・ビジネスユニット担当のコーポレートバイスプレジデント ビンセント・チョウ氏は「Light Illusionとその比類のないカラーキャリブレーションテクノロジーとパートナーを組む機会を得たことに感謝します。ColourSpace CMSによって、HDRハードウェアキャリブレーションを備えた初めてのProArtディスプレーを開発することができます。今回の提携で、ProArtディスプレーが最高の基準を満たす製品となることは間違いないでしょう。ProArtディスプレー製品は、色精度と一貫性を確保するだけでなく、統合されたColourSpace CMSを備えたソリューションも提供します。これにより、クリエーターは常にすべての作品に対して最高の視覚体験を得ることができます」と述べている。
