ボリュームゾーンに投入される有力SIMフリースマホ2機種を比較!
ミドルクラスのファーウェイSIMフリー機「HUAWEI P40 lite 5G/P40 lite E」 どっちが買い?
2020年06月23日 11時00分更新
処理性能や実際の使い勝手はどこまで違う?
両モデルのCPUだが、HUAWEI P40 lite 5Gはハイエンドに近い「HUAWEI Kirin 820」を搭載しメモリーは6GBだ。HUAWEI P40 lite Eはミドルクラスの「HUAWEI Kirin 710F」を搭載しメモリーは4GBとなっている。実際に総合ベンチマークのAntutu 8と、3Dグラフィックのベンチマーク3D Markで計測してみた。
結果としては、HUAWEI P40 lite 5Gはハイエンドスマホに迫るスコアを記録。価格以上の性能を見せつけている。結果を横に並べるとHUAWEI P40 lite Eのスコアが低く見えてしまうが、これはHUAWEI P40 lite 5Gの性能が高すぎることによるものだ。
実際にはHUAWEI P40 lite Eも2万円台のミドルクラスのスマホとしては高性能で、LINEなど一般的なアプリを快適に動かせる。3Dグラフィックのレースゲームアプリ「アスファルト9」も、解像感や音の広がりはHUAWEI P40 lite 5Gのほうが一回り上だが、どちらの機種でも快適に楽しめた。
ストレージ容量は、HUAWEI P40 lite 5Gが128GBでNMカードでの増設が可能。HUAWEI P40 lite Eが64GBで、microSDカードに対応している。写真や動画などの保存で足りないと感じても、どちらも後から安価なメモリーカードで容量を増やせるので不安はない。
4眼カメラのHUAWEI P40 lite 5Gと3眼カメラのHUAWEI P40 lite E
ハイエンド譲りの超広角やAI、夜景モードにはともに対応
HUAWEI P40 lite 5Gはクアッドカメラかつ、メインには約6400万画素カメラを搭載。HUAWEI P40 lite Eはトリプルカメラかつ、約4800万画素カメラを搭載。ファーウェイが得意とする、複数のカメラとAIを利用した高画質表現はHUAWEI P40 liteシリーズでも当然採用されている。
HUAWEI P40 lite 5Gのカメラ機能は第3回で触れたとおり、約6400万画素のメインカメラと約800万画素の超広角カメラ、約200万画素のマクロカメラ、約200万画素の被写界深度カメラを搭載する。
AIによる被写体認識や夜景モード、ポートレート撮影にも対応。暗所撮影性能も高く、夜景もロ―ノイズで撮影できる。肉眼では見えない被写体の細部を覗けるマクロレンズも面白い。
また、4K動画撮影に対応。手振れ補正も利くので、手持ちでも安定した映像を撮りやすい。さらに最大960fpsのスローモーション動画撮影といった、ハイエンドスマホが採用するワンランク上の機能も利用できる。
HUAWEI P40 lite Eはというと、約4800万画素のメインカメラ、約800万画素超広角カメラ、約200万画素の被写界深度カメラを搭載する。
カメラの数だけ見れば少なくはなるのだが、こちらもファーウェイ自慢のAIによる被写体認識や夜景モード、ポートレート撮影のいずれにも対応している。スローシャッター風の表現を楽しめる、ライトペインティング機能も搭載されている。撮影できるシーンの幅という点では、HUAWEI P40 lite 5Gと比べてもそこまで違いはない。
特に注目は夜景モードだ。2万円台クラスで肉眼では見えないレベルの暗いシーンを含めた夜景を明るく撮れるモデルはほぼない。HUAWEI P40 lite Eはミドル機ながらも、ハイエンドに近い撮影を楽しめる。
バッテリーはともに大容量 生体認証機能は?
スマホの利用で一番気になるバッテリーだが、両モデルとも大容量の約4000mAhだ。実際に日中に持ち歩いても、よほどカメラ撮影やゲームを利用し続けない限り、1日でバッテリー切れになることはない。LINEやSNSの利用が中心なら、50%以下になることも少ないだろう。
充電はHUAWEI P40 lite 5Gのみ、付属の充電器を使った40Wの超急速充電に対応。もしバッテリー残量がなくなったとしても、30分で約70%まで充電できる。
充電端子はHUAWEI P40 lite 5GがUSB Type-Cで、P40 lite EがmicroUSBだ。両モデルともイヤホン端子を搭載しており、動画や音楽ゲームを楽しみやすいほか、もちろんビデオ会議にも活用できる。
もう一つ気になる生体認証だが、両機種とも指紋センサーと顔認証の両方に対応。マスクを装着した状態や、逆に手袋だけをした状態でも素早くロック解除できる。
指紋センサーの搭載位置はHUAWEI P40 lite 5Gが側面の電源キーと一体化、HUAWEI P40 lite Eは背面となっている。どちらも本体を握った時に指が自然とかかる位置にあり、スムーズにロック解除しやすい。あえて比べるなら、HUAWEI P40 lite 5Gのほうが机の上に置いたままでもロック解除できるのでやや便利な感じもある。
なお、2モデルともHMS(HUAWEI Mobile Services)スマートフォンという点は確認しておきたい。アプリは基本的に「HUAWEI AppGallery」からのダウンロードが前提。LINEが登録されるなどアプリは増えてきたが、さらにGoogleマップやYouTubeなどのサービスもブラウザーから利用できるので、使いこなしはさほど難しくはないが、使いたいアプリがすでに決まっている場合などは、実際に利用できるか確認しておく必要がある。また、ファーウェイのミドルクラスではGMS(Google Mobile Services)対応でGoogle Playも利用できる「HUAWEI nova lite 3+」なども用意されているので、目的に合ったモデルを選びたい。
スマホ慣れした人にベストなHUAWEI P40 lite 5G
LINEやSNS重視ならHUAWEI P40 lite Eがお得!
HUAWEI P40 lite 5GとHUAWEI P40 lite Eの2機種は、同じ「HUAWEI P40 lite」というシリーズ名を冠していてもかなり性格の異なる端末となっている。
HUAWEI P40 lite 5GはSIMフリーでスマートフォンに慣れた人が、より高性能なスマホへ買い替えるのに最適なモデルだ。5Gなどの最新技術に興味がある人にとっても魅力的といえる。ディスプレーやカメラ、処理性能などいずれの機能も価格を超えた品質を実現しており、使いこなせる人にとっては非常にコストパフォーマンスの高いモデルだ。
もう一方のHUAWEI P40 lite EはLINEやSNSの利用が中心で、とにかく安いスマホが欲しいという層をしっかりカバーできる価格と性能のバランスがいいモデルだ。動作自体快適なうえに、大画面かつ大容量バッテリー搭載なのでスマホ慣れしていない人にも勧めやすいだろう。
※HUAWEI AppGallery、AppGalleryはHuawei Technologies Co.,Ltd.の各国における登録商標又は商標です
HUAWEI P40 lite 5G | HUAWEI P40 lite E | |
---|---|---|
ディスプレー | 約6.5型液晶(20:9) | 約6.39型液晶(19.5:9) |
画面解像度 | 2400×1080ドット | 1560×720ドット |
サイズ | 約75×162.3×8.58mm | 約159.81×76.13×8.13mm |
重量 | 約189g | 約176g |
CPU | HUAWEI Kirin 820 1×2.36GHz×1+3×2.22GHz +4×1.84GHz(オクタコア) |
HUAWEI Kirin 710F 4×2.2GHz+4×1.7GHz (オクタコア) |
内蔵メモリー | 6GB | 4GB |
内蔵ストレージ | 128GB | 64GB |
外部ストレージ | NMカード | microSDXC(最大512GB) |
OS | Android 10(EMUI 10.1) | Android 10(EMUI 10.1) |
対応バンド | 5G NR:n1/n3/n28 (TX:703-733MHz、RX:758-788MHz) /n38/n41/n77/n78/n79 LTE:1/2/3/4/5/6/7/8 /12/17/18/19/20/26/28 /66/34/38/39/40/41 W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19 4バンドGSM |
LTE:1/2/3/5/7/8 /18/19/20/38/40/41 W-CDMA:1/2/5/6/8/19 4バンドGSM |
DSDS | ○(5G+4G DSDV) | ○(DSDV) |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac | IEEE802.11b/g/n |
カメラ | アウト:約6400万画素(広角) +約800万画素(超広角) +約200万画素(マクロ) +約200万画素(被写界深度) /イン:約1600万画素 |
アウト:約1300万画素(広角) +約800万画素(超広角) +約200万画素(被写界深度) /イン:約800万画素 |
バッテリー容量 | 4000mAh (最大40W急速充電対応) |
4000mAh |
生体認証 | ○(指紋、顔) | ○(指紋、顔) |
SIM形状 | nanoSIM×2 | nanoSIM×2 |
USB端子 | Type-C | microUSB |
カラバリ | スペースシルバー、クラッシュグリーン、ミッドナイトブラック | オーロラブルー、ミッドナイトブラック |
市場想定価格(税抜) | 3万9800円 | 2万4800円 |
ファーウェイ、夏の新製品購入でプレゼントや特典が多数!
6月12日~7月31日までの期間、対象となるファーウェイの新製品を購入すると、抽選でビッグな賞品がプレゼントされる「ファーウェイ Summer キャンペーン」が実施。対象製品と賞品は以下のとおり。
・「HUAWEI P40 Pro 5G」の購入者
→抽選で300名に「HUAWEI WATCH GT 2e」
・「HUAWEI P40 lite 5G」「HUAWEI P40 lite E」の購入者
→抽選で各1000名(計2000名)に「HUAWEI Band 4」
・スマートフォン:「HUAWEI P40 Pro 5G」「HUAWEI P40 lite 5G」「HUAWEI P40 lite E」、PC:「HUAWEI MateBook X Pro NEW」、タブレット:「HUAWEI MatePad Pro」「HUAWEI MatePad」「HUAWEI MatePad T8」、オーディオ:「HUAWEI FreeBuds 3i」の購入者
→抽選で400名にJCB商品券5000円分
●ファーウェイ Summer キャンペーン開催の詳細はこちら
さらにHUAWEI P40 lite 5GやHUAWEI P40 lite Eの購入者には、ファーウェイのクラウドサービス「HUAWEI Mobile Cloud」の15GB分のストレージが1年無料、NAVITIMEプレミアムコースの1年間使い放題キャンペーン(9月12日まで)も展開! 詳しくはファーウェイ公式サイトにて!
提供:ファーウェイ・ジャパン
この連載の記事
-
第3回
sponsored
4眼カメラに5G対応! クラスを超えたミドルのSIMフリースマホ「HUAWEI P40 lite 5G」 -
第2回
sponsored
ファーウェイ「HUAWEI P40 Pro 5G」に搭載のLeicaウルトラビジョンクアッドカメラの性能を詳しくレビュー -
第1回
デジタル
すべてが究極型のSIMフリースマホ、ファーウェイ「HUAWEI P40 Pro 5G」 - この連載の一覧へ