メタマテリアルを活用した全く新しい設計アルゴリズム「DFM」を開発するNature Architects、シリーズAラウンドで総額3.25億円の資金調達を実施
Nature Architects株式会社
メタマテリアルを活用することで従来の製品設計を革新する設計アルゴリズム「DFM」を開発する東大発ベンチャーNature Architects株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:大嶋泰介)は、このたびシリーズAラウンドとして、FFGベンチャービジネスパートナーズ(FFGベンチャー投資事業有限責任組合第1号)、DRONE FUND(千葉道場ドローン部2号投資事業有限責任組合)、小橋工業株式会社、ダイキン工業株式会社を引受先とする合計3.25億円の第三者割当増資を実施したことをお知らせします。
【資金調達の背景・目的】
DFM(Direct Functional Modeling)とは、メタマテリアル*を活用することで、従来のものづくりとは根本的に異なる製品設計を可能にするアルゴリズムの事です。従来のものづくりでは、ボルトやフレームヒンジなどの「固い」部品を組み立てることで製品設計をします。一方で、メタマテリアルを上手に活用できれば、部品毎の「固さ(柔らかさ)」を自在に制御することが可能になります。DFMは、各パーツのあるべき「固さ」を計算し、それを実現するメタマテリアルを生成・割当て可能にする設計アルゴリズムになります。その結果、硬い部材に振動吸収機能を付与するなどの、今までは実現できなかった新しい機能をパーツに付加したり、フレームや稼働部など部位ごとに必要な様々な機能を部品に分けることなく一体で設計・製造することが可能になります。
DFMの適用範囲は、自動車、航空宇宙、ロボティクス、ドローンなど動きを明示的に扱う最終製品はもとより、レバー、スイッチ、ファン、バネなどの部材も対象となります。Nature Architectsは、新しい製造・加工方法を志向する企業と共同で開発することで、DFMを活用した高付加価値なプロダクトを世に生み出すことを目指します 。
今回の資金調達により、DFMに関する社内の開発体制を拡充させていくと同時に、新たに資本参加頂いたベンチャーキャピタルおよび事業会社と共に、DFMが活用可能な新規プロダクトの発掘および共同開発の推進に努めてまいります。
* メタマテリアル:ハニカム構造など、人工的な構造によって素材を超える特性(弾力、変形など)を付与されたもののこと。コンプライアント・メカニズムなども含む
【引受先の概要】(順不同、敬称略)
■ FFGベンチャー投資事業有限責任組合第1号
代表: 代表取締役 福田 知
住所: 福岡県福岡市中央区天神二丁目13番1号
URL: http://www.ffg-venture.co.jp/
■ 千葉道場ドローン部2号投資事業有限責任組合(通称:DRONE FUND)
代表: 創業者/代表パートナー 千葉 功太郎、共同創業者/代表パートナー 大前 創希
住所: 東京都渋谷区恵比寿3丁目3番6号 滝澤ビル3階
URL: https://dronefund.vc/
■ 小橋工業株式会社
代表: 代表取締役社長 小橋 正次郎
住所: 岡山県岡山市南区中畦684番地
URL: http://www.kobashiindustries.com/
■ ダイキン工業株式会社
代表: 代表取締役社長 十河政則
住所: 大阪府大阪市北区中崎西二丁目4番12号梅田センタービル
URL: https://www.daikin.co.jp/
【Nature Architects株式会社】
代表取締役: 大嶋 泰介
所在地: 東京都港区赤坂8-4-7アパートメントカーム7C
設立: 2017年5月
URL: https://nature-architects.com
【本件に関するお問い合わせ先】
Nature Architects株式会社
お問合せ: info@nature-architects.com
以 上