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McAfee Blog

クラウドファーストな企業はCASBソリューションの導入でクラウド上のデータを保護する

2020年05月28日 17時30分更新

文● McAfee

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 機密データを保護する必要性には、プライバシー法と、外部の侵害およびインサイダーの脅威に対する知的財産の保護という2つの主要な要因があります。現在、世界の国の58%で法律が制定されています。これらは時間の経過とともにさらに面倒になります。ブランドに影響を与える注目度の高い情報漏洩事故が絶え間なく発生しており、データの侵害やインサイダー目的の盗難がメディアで頻繁に報告されています。そのコストは、罰金、収益の損失および修復コストなど膨大な影響につながります。

 従来、DLPを介したデータ保護は、エンドポイントとビジネスのネットワークに実装されていました。どちらのアプローチにも長所と短所があります。ネットワークDLPは、機密データのUSBメモリスティックへの移動を監視できず、エンドポイントDLPは、大量のメモリと計算能力を必要とする高度なDLP機能の一部を提供していません。結果的に、多くのお客様が両方のエンタープライズDLPソリューションを導入することになりました。

 エンタープライズDLPを提供していない他のベンダーは自社製品に「DLP-Lite」機能を追加し、主に電子メールおよびWebセキュリティ製品を提供しており、一部の企業はエンタープライズDLPソリューションよりもそれらを選択しています。

 このアプローチは、クラウドが広く採用されるまで持続可能でした。今や、95%の企業がクラウドサービスを導入しているか採用の過程にあり、79%の企業が機密データをそこに保存することを認めています。現在、データはラップトップ、サーバー、認可されたアプリ、認可されていないShadow ITアプリにあり、クラウドからクラウドへやりとりされています。組織の4つの壁の中でデータを保護するだけでは、もはや十分ではありません。

 企業、特にクラウドファースト戦略を採用している企業は、CASBソリューション(当社製品であればMVISION Cloud)を導入することで、この課題に対応しています。現在、これらのクラウド導入の課題の一部に対応する製品もあれば、すべてに対処が可能な製品もありますが、MVISION Cloudはそれらすべてに対処が可能な製品です。

 CASBの導入以外の製品の組み合わせ方次第では、一部の企業ではデータ保護にギャップが生じているという課題を抱えることになります。エンドポイントDLPはクラウドを、クラウドDLPはエンドポイントを、対策することはできません。また、Web DLPは、オンラインコラボレーションまたはエンドポイントを許可する認可されたアプリを効果的に対策できません。一般的な使用例と潜在的なDLPの流れを見ると、単一の製品が完全なソリューションではない理由を理解いただけると思います。

 これに対処するために、ベンダー各社は新たに複数の製品を展開し、組み合わせを提案しています。そうすることですべてのギャップが埋められるようになりますが、欠点もあります。複数の製品のライセンスは高価であり、調整が必要となる実装のためにIT管理のオーバーヘッドと複雑さといった管理コストが高くなります。またこれらの違いは、DLPポリシー、データ分類、コンテンツ抽出エンジンの違いによるもので、製品全体で検出の一貫性を確保することが難しくなります。これは、時間の経過とともに微調整されたデータ分類を、製品を追加するたびに最初から再実装する必要があるためで、有効性の低下にもつながります。

 McAfeeのUnified Cloud Edge(UCE)ソリューションは、これらの問題を解決します。UCEは、エンドポイントDLP、Web SaaSプロキシ、CASBの組み合わせであり、エンドポイント、認可されていないシャドウITアプリ、認可されたアプリ(電子メールを含む)、クラウドからクラウドへの転送など、潜在的なデータが漏れる可能性のある方向をすべてカバーします。UCEは単一のコンソールを介して管理され、ポリシーやコンテンツ抽出エンジンなど、どこでも同じDLPテクノロジーを使用して、一貫した結果を通じて効果を最大化します。ビジネスは、慎重に作成されたデータ分類への投資を維持できるため、すべてのベクトルで使用でき、クラウドに簡単に拡張が可能です。UCEはクラウドネイティブで非常にスケーラブルなソリューションであり、業界をリードするアップタイムと可用性を備えています。

 ※本ページの内容は2020年5月14日(US時間)更新の以下のMcAfee Blogの内容です。
 原文:How to Secure Your Data Everywhere? It’s Easy With Unified Cloud Edge
 著者:Graham Clarke

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