法人ユーザーやリモートワーカーに無償で提供
HTC、VR空間で会議ができるビジネス向けコラボレーションアプリ「VIVE Sync」ベータ版を公開
2020年05月22日 13時00分更新
HTC NIPPONは5月22日、ビジネス向けのVRコラボレーションアプリ「VIVE Sync」のベータ版(日本語対応)を公開した。法人ユーザーやリモートワーカーに無償で提供する。
VIVE Syncは、アバターを通じてVR空間で会議ができるコラボレーションアプリで、コミュニケーションと生産性向上のためビジネス向けとして特別に構築したという。PC接続型VRやスタンドアローン型VRを含めて、すべてのVIVE製品で利用可能とのこと。
最大30人の参加が可能で、社内のクリエイティブミーティングやオンライン教室でのディスカッション、仮想記者会見、リモートセールスプレゼンテーションなどを開催できるとしている。
OneDriveと統合することで、参加者はサーバーにある動画ファイルやPowerPoint、PDFなどのプレゼンテーション資料を共有できる。また、音声からテキストへの自動変換ノート機能(日本語対応)やスクリーンショット機能を使えば、会議内での重要な決定事項や情報をVIVE Sync外メンバーにも共有可能だ。
App StoreとGoogle Playで利用可能なVIVE Sync Avatar Creatorモバイルアプリケーションを使用すればアバターを作成するできるほか、フルボディトラッキングを使ってのボディランゲージも可能。また、VRヘッドマウントディスプレー「VIVE Pro Eye」を使えば、目の動きをキャプチャーして同僚やクライアントとのより自然なやり取りが可能としている。
ベータ版ではそのほか、3Dモデルを詳細な内部レビューに利用できるとする3Dモデルレビューや3D図面、会議用テーブルとプレゼンテーション会場などを利用できる。
また、今後のアップグレードでは、PCビューアーを介しての参加、ハードウェア互換性の拡張、参加者の強制ミュートや特定機能のロックなどが可能なHostコントロール、セッションの記録といった機能の実装を予定しているという。