リモートアクセスや移動管理ができるIoT DIYレシピも公開
ソラコム、IoTストアにて産業用IoTデバイスを提供開始
ソラコムは5月19日、「SORACOM IoTストア」において、オフィスやデータセンターなどに設置されたコンピューターにセキュアなリモートアクセスや、配送車や社用車のトラッキングができる産業用IoTデバイスを提供開始した。
同社が提供するIoTプラットフォーム「SORACOM」は、IoT向けの通信と迅速なIoTシステム活用を支援するサービスを提供。1回線から利用可能、契約はオンライン上で完結、ブラウザーやAPIから各種設定や回線管理が可能といった特徴から、大企業からスタートアップまでさまざまな業界の1万5000を超える企業が利用しているという。
ソラコムではIoTデバイスを手軽に選択、調達できるように、4月からSORACOM IoTストアを開設し、IoT導入時に使いやすいIoTデバイスをウェブサイトで1個から購入できるようにした。
今回、SORACOM IoTストアは、ビジネス向けの本格的な産業用IoTデバイスを提供開始。今まで産業用IoTデバイス活用のためには、メーカーや販売会社との先々の利用台数を加味した契約や交渉、専門知識を持った人材による開発サポートが必要となるケースが多かったが、同ストアでは、デバイスを1個単位でオンライン上での契約のみで入手できる。さらに、用途別のIoT活用に必要となる機材一式や、デバイス開発からクラウド連携までのステップ毎の手順が記載されたIoT DIYレシピを同時に無料公開することで、IoT導入をサポートする。
今回追加された産業用IoTデバイスは2つあり、昨今の社会情勢から、特にIoT活用ニーズが高まる用途でのDIYレシピを提供。「Pisello/ピセロ AK-130」は、Linux OS搭載でサーバーやパソコン、各種デバイスにリモートアクセスを接続可能なワイヤレスマイクロサーバー。本デバイスに関しては、昨今のリモートワーク推奨でニーズの高まる、オフィスや工場、データセンターにあるコンピューターへのセキュアなリモートアクセスを実現するレシピを提供する。価格は4万2900円。
「Meitrack T366」は、防水防塵で、車、バイク、ヨット、船などの移動体で利用できる車載GPSトラッカー。本デバイスに関しては、業務効率化や移動管理に役立つ、車の位置情報を取得しダッシュボードで軌跡を表示するレシピを提供する。価格は2万1780円。
本ストアで取り扱うデバイスおよびレシピは、今後拡充する予定としている。
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