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サムスンが2020Q1業績ガイダンス発表、営業利益は3%増も新型コロナの影響はこれから?

2020年04月13日 15時10分更新

文● 末岡洋子 編集● ASCII

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 韓国サムスン電子が2020年第1四半期(2020年1~3月期)の業績ガイダンスを出している。売上高、営業利益共に前年同期と比べて微増、新型コロナウイルス感染症による影響はまだ大きく出ていないようだ。

 同社が発表したガイダンスによると、連結売上高は54~56兆ウォン、前年同期と比較して約5%の増加となる見通し。営業利益は6兆3000億~6兆5000億ウォンとの予測を出している。前年同期は6兆2000億ウォンで、今期は約3%増になる。

 同社はこれ以上の情報を公開していないが、Wall Street Journalなどの報道によると、売上高と営業利益はアナリストの予想を上回るという。

 サムスン電子は2月、5G対応の最新のフラッグシップスマートフォン「Galay S20」を発表、発売を開始した。通常なら、第1四半期の決算は5Gスマートフォンの需要を図るバロメーターになるはずだったが、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた。韓国内の工場に加え、インドなどでも生産拠点を閉鎖している。また、世界的に小売業が物理店舗を閉鎖しており、消費行動が変わっていることが影響を与えている可能性がある。

 このようにスマートフォンやコンシューマー向け家電が悪い影響を受けた一方で、サーバーで使われる半導体の需要は好調だったという。半導体事業は2019年に落ち込んだ後、すでに好調に転じていたが、新型コロナで一気に普及したテレワークによりクラウドサービスの活用が急増しており、これが需要に繋がっているという見方がされている。

 Samsungは最終的な業績報告を4月後半に行なう計画だ。

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