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ASCII Power Review 第67回

どんだけバリバリにチューニングしているか試してみた

新 XPS 13 (2020) 実機レビュー = Ice Lakeと大画面と新キーボードで2020最強モバイルPCだった

2020年03月13日 12時30分更新

文● 写真 ジャイアン鈴木 + 編集● ASCII PowerReview軍団

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 デルのノートPC開発陣は加減を知らないようだ。ここ数年同社の製品をレビューした経験から言うと、レーシングカーのエンジンをチューニングするような姿勢で処理性能に「全振り」しているように感じている。

 というわけで今回は、最強第10世代コア「Ice Lake」であらせられる「Core i7-1065G7」プロセッサーを搭載した「New XPS 13」の製品版が届いたので、実機レビューをお届けする。もちろん最後に、処理速度、発熱などを念入りにチェックするぞ!!!

デル「New XPS 13」は直販価格約19万8000円~

CPUはCore i5-1035G1とCore i7-1065G7だが
合計21モデルをラインアップ

 現在販売されているNew XPS 13は全部で21モデルある。OSはWindows 10 Home/Windows 10 Pro、CPUはCore i5-1035G1/Core i7-1065G7、メモリーは8GB/16GB(3733MHz LPDDR4x)、ストレージは512GB/1TB(NVMe接続SSD)である。

 13.4インチディスプレーはFHD+(1920×1200ドット)非光沢非タッチ/13.4インチUHD+(3840×2400ドット)反射防止タッチ/13.4インチUHD+(3840×2400ドット)光沢タッチ、MS Officeはある/なしが用意されており、それらの組み合わせで21モデルがラインナップされている。

 最も安価な「New XPS 13 プレミアム(シルバー)」はHome/Core i5/8GB/512GB/FHD+と言う構成で17万9980円(クーポン適用で15万2983円税別)、最も高価な「New XPS 13 【新生活応援・即納】プラチナ(UHD+タッチ・Office H&B・シルバー・スリーブケース付)」はHome/Core i7/16GB/512GB/UHD+/Office付きという構成で25万50円(クーポン適用で20万7705円税別)だ。

今回はデルよりHome/Core i7/16GB/512GB/UHD+という構成のモデルを借用した

さらなる狭額縁化による魅惑の大画面
日本語キーボードが「やっと」正常化したぞ

 2020年モデル最大の進化点はディスプレーの拡大。2019年モデルはディスプレー下部に大きなベゼルがあったが、2020年モデルは4辺フレームレスディスプレーを採用することで、画面を縦に伸ばして13.3インチから13.4インチ(16:10)に拡大している。画面の面積は6.8%大きくなり、画面占有率は91.5%になっている。なおディスプレーを拡大しつつも、本体サイズ全体を約2%小型化している点も特筆しておきたい。

画面の比率が16:10と従来モデルより縦に伸びたことで、ウェブページや書類などを見る際にもより広い領域を一覧できるようになった

 もうひとつの大きな進化点が完全新設計された日本語キーボード。従来モデルではキーボード横に電源ボタンが配置されており、特に日本語キーボードは記号キーやEnterキーの幅が狭められており快適とは言えなかった。

 しかし、2020年モデルはキーボードを横幅いっぱいに広げ、「\」キー以外はすべて等幅に揃えられている。

 これまで日本語キーボードは英語キーボードに比べて無理にキーを詰め込んだ感があったが、2020年モデルはいっさい我慢することなく利用できるキーボードに「正常化」されたのだ。

左が2020年、右が2019年モデル。キーボード全体の幅を広げることで、記号キー、Enterキー、Shiftキー、カーソルキーが無理なく配置されていることが一目瞭然だ

ディスプレーガラスがGorilla Glass 6に
IFはThunderbolt 3×2と超シンプルに

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