株式会社アジラ
昨対比+30%前後のペース(*1)で増加し続ける世界の「防犯・監視カメラ市場」を"アップデート"
株式会社アジラ(本社:東京都町田市、代表取締役社長兼CEO:木村 大介、以下「当社」)が開発をすすめる違和感の検出プロダクト「アノラ」製品化に向けて、国内特許の取得及び、海外特許を出願したことをお知らせ致します。
◆ アノラ概要
市場規模の拡大傾向が続く防犯・監視カメラによって捉えられた映像データから「違和感」を検出し、クラウドに通知を行うしくみを考案し、プロダクト開発を進めています。
具体的には、当社がブラッシュアップしてきた下記の自社アルゴリズム群
エッジ向け姿勢推定アルゴリズム「AsillaPoseV3 for Edge」
映像内の個体をトラッキングするアルゴリズム「TT」(*当社保有特許「対象数特定装置」特許番号:6525180)
新たに開発した自律学習アルゴリズム(Auto Learning)
をエッジAIデバイス(Xilinx Zynqシリーズ搭載のAVNET Ultra96V2, NVIDIA Jetson TX2搭載の各種デバイス etc) に実装することで、下記特徴を持つプロダクトを製作します。
安価かつ、コンパクトに
多様なシーンに最適化
人々の行動の違和感を検出する
ポイントは、現場空間に設置したエッジ上でリアルタイム処理するため、個人情報が堅牢に保護される点と、設置したシーンの空間情報を元にエッジ上で自律的に学習を行うことで、コストをかけずに当該シーンにおける最適なモデルを構築、実行できる点です。
違和感の検出データはクラウドにて管理、同報一斉通知や情報の管理を可能とします。また、クラウド側からの再学習プロセスによって、さらに違和感検出の精度を向上させる取り組みも進めています。
具体的な検出対象の行動としては、
医療、介護施設での転倒
コンビニ等での、通常の顧客や店舗スタッフと異なる動き
プラットフォーム上での千鳥足
マンションのエントランスでの不審な動き
などを「違和感」として捉え、通知できると想定しています。
また、クラウド上で姿勢推定の結果データを時系列分析することにより、行動コード(*当社保有特許「行動推定装置」特許番号:6525179)を付与することができ、実際にどのような行動が発生しているのかを定義づけることができるため、後続のオペレーションは状況に応じた効率の良いアクションをとることが可能となります。
◆ 特許の概要
【名称】異常行動検出装置
【狙い】時系列画像に映った不審体・異常体を高精度に検出する。
【内容】所定の地点を撮影した複数の時系列画像に映った人の通常の行動を関節の動きの情報として蓄積しておく装置と、同じ地点を撮影した複数の時系列画像に映った人が上記の通常行動とは違う行動をした場合にそれを検出する装置を持つことで異常行動を高精度に検出するものです。(参考:図1~図3)
出願日:令和 1年 6月 21日
登録日:令和 2年 1月 17日
特許番号:6647489
公報:2月中旬に発行予定
◆ 本技術の応用について
対象体の変更や、産業用CMOS/CCDカメラでの活用も視野に入れて研究開発を進めています。
◆ 問い合わせ
以下のウェブ問い合わせフォームからご連絡をお願いいたします。
ご対応が多少遅れる場合もございますが、予めご了承いただけますと幸いです。
https://www.asilla.jp/#inquiry
◆ 出典
(*1)出典:監視カメラ世界市場に関する調査を実施(2018年) | ニュース・トピックス | 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/1868
◆ 株式会社アジラについて
名称:株式会社アジラ
URL :https://www.asilla.jp/
所在地:東京都町田市中町一丁目4-2
ビジネス拠点:東京都千代田区大手町1丁目6番1号 大手町ビル6階 Inspired.Lab内
開発拠点:7th floor, VietA Tower, 9 Duy Tan, Cau Giay, Hanoi, Vietnam
代表者:代表取締役 木村 大介
資本金:56,125千円
設立:2015年6月
事業内容:AI-OCR『ジジラ』及び、行動認識AI『アノラ』の開発と販売