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設定や管理が楽なメッシュWi-Fi+スマートスピーカーのセット販売

一戸建ての家族みんなでWi-Fiを使うなら「Google Nest Wifi」はオススメ!

2019年12月16日 12時00分更新

文● 飯島範久 編集●飯島恵里子/ASCII

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ルーター付近

2階建ての2世帯住宅で速度チェックを実施

 通信速度をチェックしてみた。iPhone 11 ProとWi-Fi接続して、Speedtest.netでの速度を確認した。筆者の自宅は2階建ての2世帯住宅で、1階が親世帯、2階が筆者の家族が住んでいる。ネット回線は2階に引いてあるので、ルーターは2階のリビングに設置。

 拡張ポイントは2階の寝室に設置し、ルーターと拡張ポイントとは直線距離にして約7メートルだ。計測ポイントは、ルーター付近と拡張ポイントから3メートル程度離れた位置、そして拡張ポイントの真下辺りの1階の部屋でも計測。計3ヵ所で行なった。

 結果は、ご覧の通り。ルーター付近では、上りは最大約650Mbpsを記録。下りは118Mbpsとそれほど伸びなかったが、このときのルーターの速度テストでも最大180Mbps程度なので、妥当な数値だろう。上りがこれだけの速度を記録しているので、下りも速ければ十分同等の速度は出るはずだ。

拡張ポイントから3メートルほど離れた地点

 一方、拡張ポイントから3メートル程度離れた位置での計測では、上り下りどちらもルーター付近に比べてかなり落ちている結果になっているが、下りは90Mbps程度、上りは150Mbps以上を記録することもあったので、速度的には十分だろう。

1階の拡張ポイント下付近。それぞれの地点で計測したときの一例。時間帯やサーバーの状況によって速度は変わる

 また1階の計測ポイントでは、2階の拡張ポイントから3メートル離れた地点と同じような結果に。軽量鉄骨づくりの家で、壁の中にも金属が入っている中で、壁や床を挟んだ位置でもこれだけ速度が出れば御の字だろう。電波強度も強いため安定した通信が行なえるので、メッシュWi-Fiのありがたみを感じられた。

 1つだけ欲を言えば、登録したデバイスごとにどこのアクセスポイント(ルーターや拡張ポイント)とつながっているのか確認できるとありがたかった。「そんなこと気にしなくてもちゃんと最適化してるよ!」ということで簡略化されているのかもしれないが、メッシュ対応ルーターでは、強制的に指定したアクセスポイントへ接続できるものもあるので、今後機能追加されるとうれしい。

 こうして一通り使ってみたが、Google Nest Wifiのいいところは、やはり拡張ポイントにGoogleアシスタントが内蔵されていること。予定を聞いたり、音楽をかけたり、Google Nest Miniと同等のことができる。しかも、Wi-Fiのアクセスポイントにもなっているので、一石二鳥だ。

 YouTubeの音楽も聴いてみたが、音質も低音と高音でイコライジングでき、こもった感じもせずなかなかいい感じだ。Google Nest Miniと比較すると、価格は少々高くなるが、メッシュWi-Fiを構築しつつ、Googleアシスタントが使える魅力は非常に高い。

  

 各部屋に1つとまではいかないでも、メッシュWi-Fiとして理想的な配置を考えつつ、不用なところにGoogle Nest MiniやGoogle Nest hubを設置すれば、家中どこにいても「OK Google」で反応してくれる。そんなスマートホーム環境を目指したくなった製品だった。


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