タイプライターらしい「カタカタ」という打鍵音が実に心地よい
タイプライター風でメカニカル、アンティークな雰囲気が魅力のキーボードをチェック
2019年11月30日 10時00分更新
先日、編集部宛てにある製品が届いた。それは、上海問屋から販売した「タイプライター風82キーメカニカルキーボード」である。その名のとおり、タイプライター風のデザインを採用したキーボードで、本製品を一目見た途端、これは興味深いと好奇心が湧いてきた。今回、タイプライター風82キーメカニカルキーボードを試用する機会を得たので、デザインや使用感などのインプレッションを紹介したい。
アンティークな雰囲気を堪能できるオシャレなデザイン
タイプライター風82キーメカニカルキーボードのサイズはおよそ幅313×奥行127×高さ39mmで、重さは約529g。思った以上にコンパクトなサイズにくわえ、持ち運びがしやすかった。USBでパソコンと接続するタイプなので、開封してすぐに利用可能だ。そのほか、キー背面には、CTRLとCAPSを入れ替えるなどキー配列のカスタマイズをできるDIPスイッチを搭載する。
本製品はGateron青軸のメカニカルスイッチを採用している。確かな打鍵感が味わるうえに、キーを打つ度にタイプライター風の打鍵音が発せられるのがいい。タイプライターに触れたことはないが、個人的見解に述べると、打鍵音が魅力的なポイントではないかと思われる。あの「カタカタ……」という独特の打鍵音を聴いていると、なんとも心地よい気分に浸れるからだ。本製品に触れてみて、本物のタイプライターを打っているような感覚が味わえる点が一番の魅力だと感じた。
金色の縁取りを施したキーキャップも実にタイプライターらしい。キーキャップを見ているだけで、タイプライターならではのアンティークな雰囲気を味わえる。
さらに、本製品はブルーのLEDを発光させる機能を搭載している。金色のキーキャップに反射させることで、落ち着きのある綺麗なライティングを堪能できる。FnキーとEndキーを同時押しすることで、イルミネーションのバリエーションを自由に変更可能だ。タイプライター風の打鍵音に、ブルーのLEDが織りなす多彩なイルミネーション。視覚的にも、聴覚的にもオシャレなデザインに仕上がっている。
ゲームもできなくはないが、
雰囲気を考慮すると文書作成の方が最適
本製品は英語配列の82キーを採用しており、テンキーや言語入力キーなどは未搭載。英語入力がデフォルトとなっているが、日本語で文章を入力したい場合は、Microsoft IMEで言語を切り替えるなど独自に設定しなければならない。実際にテキスト入力をしてみたが、キーとの間が狭いため多少の慣れが必要だと感じた。慣れてくれば、実際にタイプライターを打っているような感覚で操作ができるようになるだろう。
また、本製品は同時押しができるNキーロールオーバーと、誤入力を防ぐアンチゴーストにも対応している。そういうわけで、試しに本製品を使って「レインボーシックス シージ」をプレーしてみた。押したいキーに指が届きやすいうえに、押し心地もしっかりしているのでゲーム用途で使用してもよさそうだ。ゲーミングキーボードではないので、ガッツリゲームをプレーするというよりは、ゲームや文章作成などをこなせるオシャレなキーボードがほしいという人にオススメの1台だ。
価格は6580円(+税)とお手頃なので、PCデスク回りをアンティークな雰囲気にしたいという人は、本製品を検討してみてはいかがだろうか。